「巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)」 [映画]
〔2003年/フランス〕
1925年、パリ。
実業家の夫・ピエール・アルディティと、
表向きは幸せな結婚生活を送っているサビーヌ・アゼマだったが、
実は火遊びが大好き。
今のお相手は若手俳優のジャリル・レスペール。
今日も彼とのデートで、
自分が主催したお茶会さえ忘れてしまうくらい、
彼に夢中。
そんな2人の関係を知らない、
アゼマの若い友人・オドレイ・トトゥは、
レスペールに恋しており、
なんとか彼を振り向かせたいと願っている。
そんなある日、
アルディティの事業の今度の契約相手が、
アメリカ人・ランベール・ウィルソンだと聞かされたアゼマは、
卒倒しそうになる。
実はウィルソンはアゼマの元夫。
アゼマは過去の結婚を隠して、
アルディティと結婚したのだ。
アルディティに過去を知られてはならない。
アゼマは右往左往、
みんなドタバタドタバタ・・・。
ミュージカル舞台劇の映画化らしい。
室内だけで話が進行し、
場面は3回しか変わらず、
登場人物は全部合わせても10人くらい。
正直、最初はちょっと退屈だった。
「アメリ」以来、大好きなオドレイ・トトゥが出ているから、
観てみたのだけれど、
オドレイは主役ではなく、
3番手か4番手あたり。
ジャケットは人寄せだわ(笑)。
でも、彼女の派手さのない可愛らしさが、
1920年代のファッションに合っていた。
特に帽子が可愛い。
ピエール・アルディティが、
変な理論を、会う人毎に話すのが笑える。
彼は、
「女は初めての男を生涯愛するものだ」と
思い込んでいるのよ(笑)。
聞かされた人は心で笑っているのだけれど、
彼はそんな事には気付かない。
彼の理論のおかげで、
サビーヌ・アゼマは余計に、
自分の過去の結婚を言い出せない。
アルディティは、
自分こそアゼマの初めての男だと信じ切っているんだもの(笑)。
そんなこんなで色々あるけど、
最後は大団円。
ノー天気なミュージカルだった。
評価 ★★★☆☆
肩の凝らないミュージカルもたまにはいいものですね。
by いっぷく (2013-04-29 22:19)
いっぷくさん
コメントありがとうございます。
ストーリーより楽しさ重視のミュージカルは、
気楽に観られていいですね。
by 青山実花 (2013-04-30 22:03)