「ツレがうつになりまして。」 [映画]
〔2011年/日本〕
堺雅人と宮崎あおいは仲のいい夫婦。
堺は外資系サラリーマンで、宮崎は漫画家。
堺は細かい事が気になる性格で、
宮崎は大ざっぱ。
ある日、堺は突然、
何事にもやる気を無くし、
食欲も減退、頭と背中が痛むようになる。
病院にいったところ、
うつ病だと診断され、ショックを受ける。
宮崎は、堺の激務が原因であろうと、
退職をすすめ、
自分が働くからと宣言。
しかし、宮崎の漫画は一般からは受けが悪く、
なかなか収入に結びつかない。
編集部に乗り込んだ彼女は、
「ツレがうつになりまして。
どんな仕事でもいいので下さい」と頼み込み、
小さなカットの仕事を引き受ける。
2人は互いを思いやりながら、
病気と付き合っていこうと決める。
しかし宮崎は、
どうでもいい事に拘る堺の性格に時にイラつき、
酷い言葉を投げつけてしまう事もある。
堺の病状は好転するのか。
そして夫婦の未来は・・・。
これは、観るのがちょっと怖かった。
私だって、
自分の器を越えるくらいの辛い出来事があれば、
落ち込む事があるし、
涙が出る日もある。
落ち込みとうつとの差がよく分からないので、
堺雅人の症状が自分に当てはまったらどうしようと、
ちょっと心配だったのだ。
でも、映画を観ているうちに、
その2つは、似ているようで、
やっぱり違うんじゃないかと感じた。
私の場合、落ち込んでも、
何もしたくないという状態にはならないというか、
むしろ、現状を変えたいという無意識の思いなのだろうか、
何か新しい事をしたくてたまらなくなる。
といっても、
人間であれば誰でも、
うつになる可能性がある事は、
様々なメディアで言われているし、
この映画の中でも言っている。
「自分は絶対大丈夫」なんて、
言い切れる人はいない。
同じ病気のかたが、
この映画を観て、
どう感じられるかは分からないけれど、
観ている範囲で、
宮崎あおいの思いやりで救われる。
時々は堺の細かさにキレてしまう事もあるけど、
心の底から、
病気と向き合っていこうという姿勢が感じられるし、
色々勉強もしている。
こんな奥さんで良かったなぁと思う。
堺の几帳面さが凄い。
お弁当に入れていくチーズを、
曜日ごとにタッパーに分けたり、
便箋に文字を書くのに、
定規で1センチごとに目盛りを打ったりしている。
この几帳面さが病気につながる、
なんて事は思わないけど、
もう少しズボラでもいいんじゃない?と
言ってあげたくなるような場面だった。
評価 ★★★☆☆
こんばんは~
二日酔いのときは、テンションが低くて困ります。
今日は二日酔いで、なにもする気が起きませんでした^^;
by don (2013-03-28 21:12)
donさん
コメントありがとうございます。
なるほど~。
二日酔いだとテンション下がりますか。
何もする気が起きない日は、
何もしなくていいですよ^^
何とかなりますって。
(私のモットー(笑))。
by 青山実花 (2013-03-29 17:17)