「スタジオはてんやわんや」 [映画]
〔1957年/日本〕
ラピュタ阿佐ヶ谷で観た。
大映のスターが総出演の、
ファンサービス用の映画らしい。
時間も短く28分。
前半は、
若尾文子さんや川口浩様や京マチ子さんの
素の喋りが見られる他、
キャッチボールをする長谷川一夫さんや、
殺陣を撮影中の市川雷蔵さんなどが
映される。
とはいえ、
カメラが回っているのは、
ご本人たちも分かっているから、
完全に素というわけではなく、
“素っぽい”というだけであろうが(笑)。
後半はスターによるかくし芸大会。
楽器を弾く浩様と川崎敬三さん、
漫才をする高松英郎さんと船越英二さん、
歌う山本富士子さん、
名前は分からないけれど、
踊る女優さんもいる。
そして、一番の見せ場は、
日本舞踊を踊る、
市川雷蔵さんと勝新太郎さん。
雷蔵さんが色っぽいのは当然として、
勝さんにはビックリ。
踊りの事はよく分からない私が見ても、
とにかく動きが美しく、大変な色気がある。
やっぱり違う。
終わってしまうのが惜しいくらい、
ずっと2人の事を見ていたかった。
評価 ★★★☆☆
見ました
最後に全員揃ったところで勝新太郎が
普通の芸能人のようにお愛想笑い
していたのが意外な感じがしました。
by いっぷく (2013-03-25 03:33)
いっぷくさん
コメントありがとうございます。
確かに勝さんは、
まだ紅顔の美少年(美青年?(笑))といった風情でしたね。
調べてみますと、この映画はまだデビュー3年目で、
「座頭市」も「悪名」も「兵隊やくざ」も作られていませんので、
態度も小さかったのかもしれませんね(笑)。
私は、同じく最後の場面で、
若尾文子さんが山本富士子さんの隣にいるのが、
気になって気になって。
どこかで、お二人の仲があまりよろしくないと
読んだ事があったんです。
(真偽のほどは分かりませんが)。
山本さんはともかく、
若尾さんがプイと横を向いてしまわないかと、
ヒヤヒヤしていました(笑)。
by 青山実花 (2013-03-25 22:26)