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「メッセージ・イン・ア・ボトル」 [映画]

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〔1999年/アメリカ〕


ロビン・ライト・ペンは、シカゴの新聞社に勤務するシングル・マザー。
彼女は、休暇に訪れた海岸で、
手紙の入った瓶を拾う。


読んでみるとそこには、
タイプライターで印字された文字で、
亡くなった妻への思いが切々と綴られていた。
それを職場に持ち帰った所、同僚たちは感動し、
編集長は紙面に載せてしまう。


読者からの反響も大きく、
沢山の情報が届く。
手紙の内容や、瓶や、レターペーパーや、潮の流れを分析した結果、
瓶を流した主に見当がつき、
訪ねてゆくペン。


探し当てた男・ケビン・コスナーを見た途端、
彼に惹かれたペンだったが、
彼は手紙の内容通り、
亡くなった妻を今でも深く愛しており、
妻の遺品に囲まれて生活していた。


会話を続けてゆくうちに、
ペンを愛し始めたコスナーは、
妻を忘れて、彼女と生きようと考え始める。
しかし、ペンの家の引き出しから、
かつて自分が海に流した瓶と手紙を見つけた彼は、
ショックを受け、激しく憤る・・・。





ハーレクインロマンスな内容。
(読んだ事ないけど(笑))。


手紙入りの瓶を拾ったという部分を除けば、
全く平凡な恋愛物。
捻りもなければ、工夫もない。


2人の出会いが偶然でなく、
それを知った片方が怒るという流れも、
映画では手垢のついたような手法で、
お約束の展開。
まぁ、分かってるからこそ、
安心して観ていられるんだけど。


亡くなった妻を忘れられないケビン・コスナーという事だけれど、
生きて別れるのと、
死んで別れるのとでは、
どちらが辛いかと、
普段から、たまに考える事がある。


私個人の感覚では、
生きて別れる方が辛い。
もう二度と会えない人が、
この世界のどこかで生きているかと思うと、
頓死してしまいそうな切なさを感じる。


でも、死別の方が辛いという意見も、
もちろんある。
生きていれば、会える可能性もあるけれど、
死んでしまったら、それも叶わない、と。


もうそれは、各人の感覚の違いであって、
どちらがどうというのはないのだろう。
それに、私は、
本当に大切な人と死別した事がないので、
死に別れの本当の辛さが分かっていないのかもしれないし。


コスナーの父親役をポール・ニューマンが演じている。
もうかなり年は取られているけれど、
やっぱりハンサム。
スターはいくつになってもスターだわ。


ラストがちょっと・・・な。
違う形には出来なかったのだろうか。


評価 ★★★☆☆

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