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「ヴェラクルス」 [映画]

veracruz.jpg
〔1954年/アメリカ〕


南北戦争直後、
財産を全て失ったゲイリー・クーパーは、
メキシコにやって来る。


同じくメキシコに来ていた
ならず者のバート・ランカスターとクーパーは、
互いに友情を感じあうようになる。


メキシコは、革命の真っ只中で、
その早撃ちの腕を見込まれたクーパーは、
伯爵令嬢を、
港町“ヴェラクルス”まで護送する仕事を引き受ける。


しかし、その仕事の真の目的は、
令嬢護送でない事は明らか。
令嬢の乗った馬車の座席の下には、
大量の金塊が積まれていたのだ。


クーパーとランカスターは、
それをいただこうと計画を立てるが、
事はそう簡単には運ばない・・・。





ゲイリー・クーパー主演の西部劇。


バート・ランカスターのルックスが、
なんとも粗野なので、
クーパーの気品溢れるハンサムぶりに、
どうしても目がいってしまう(笑)。


ただ、クーパーは物凄く老けているように見える。
計算すると、この映画公開時に彼は53歳。
元々落ち着いた人という印象だから、
余計にそう見えるのかもしれない。
12歳下のランカスターが、
青臭いので、尚更。


クーパーが、馬車に隠してある金塊に気付いた理由というのが、
ぬかるんだ道を通った際、
女一人乗っている馬車にしては、
車輪が泥に深くめり込みすぎると言うんだな。
そういった、ちょっとした違いを見抜ける人は、
お金への嗅覚も鋭いのでしょうね。
ぼんやりの私だったら見過ごしてしまう(笑)。


一番可哀相なのは、
そんな馬車を引かされる馬だと思ったけどね(笑)。
馬車の床いっぱいの金塊だなんて、
どんだけ重いんだよって(笑)。


物語は、
全ての登場人物たちの
協力と裏切りで成り立つ。
味方だったひとが、急に敵になったり、
真っ当な人など一人もいない。
ラストは、
結局そうなるのね、って印象。


評価 ★★★☆☆

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