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「イルカの日」 [映画]

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〔1973年/アメリカ〕


海洋動物学者・ジョージ・C・スコットは、
フロリダ沖の小さな島で、
年若い妻とイルカの研究に明け暮れている。


彼は研究所で生まれたオスのイルカにアルファと名付け、
大変に可愛がっていた。
極秘ではあったが、アルファに人間の言葉を教えており、
アルファも、何種類かの単語を話せるようになっている。


ある日、スコットは、メスのイルカ・ベータを運んできて、
アルファのプールに入れた。
アルファの花嫁というわけだ。
2頭はすぐに仲良くなり、
楽しげに泳ぎ回る。


スコットは、アルファを見世物にされたり、
政治的に利用されるのを恐れていた。
しかし財団が、このままでは金の援助は出来ないと言ってきた事から、
仕方なくアルファを見せる。


アルファはすでに、簡単な会話ならできるようになっており、
さらに自身も2語文、3語文を話せる。


財団の中に、
そんなアルファを使って、
大統領を暗殺しようと企てる者がおり、
アルファとベータは誘拐されてしまう。


イルカたちは計画にハマってしまうのか。
そしてスコットは・・・。





もしイルカが人間の言葉を話せたら、というSF的な話に、
サスペンスの要素が加わった内容。
監督は「卒業」のマイク・ニコルズ。


イルカのアルファがとても可愛い。
観始めた時は、犬ほどには演技はできないんじゃないのかなと
思っていたけれど、
それは大きな間違いで、
本当に、物語を理解しているんじゃないかと思われるくらい、
的確な動きをしていた。


アルファが話す人間の言葉というのは、
もちろん合成であろうが、
なんだか感動してしまう。
例えば、
「アルファ パパ スキ」なんて、
あんなつぶらな瞳で言われたら、
どんな飼い主だって夢中になってしまうだろう。


もし全ての動物が人間の言葉を話せるようになったとしても、
必ずしも、人間にとって心地良い事ばかりを話すわけじゃないだろうけどね。
もしかしたら、
とんでもない暴言を吐く動物が現れるかもしれないし。
(っていうか、おそらくそうなるだろう)
でも、この映画のイルカは、
どこまでも愛らしくて、そしてお利口。
カタコトの言葉を話す、人間の赤ちゃんに対するのと
同じような感情が心に湧き出てくる。


残念なのは、
アルファを飼うジョージ・C・スコットのルックスが、
あんまり優しいおじさんに見えない事。
「この人は主役。この人はいい人」って、
時々、心で確認しながら観ていた(笑)。
何だか、大統領暗殺計画側の人間みたいに見えちゃって。
もう少し柔和な表情の俳優さんの方が良かったなぁ。


ラストはとても切ない。
詳しくは書かないけれど。


評価 ★★★☆☆

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コメント 2

k_iga

当時、中学生になったばかりの兄がこの映画を観に行って
帰宅してからもストーリーを話しながら泣いていたのを覚えています。
音楽がこれまた実に切なく美しいですね。

by k_iga (2012-12-01 17:30) 

青山実花

k_igaさん
コメントありがとうございます。

ラストは、無力な動物の哀しみに溢れていましたものね。
音楽も画面にピッタリでした。
by 青山実花 (2012-12-01 22:00) 

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