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「ボックス!」 [映画]

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〔2010年/日本〕


ある日、電車の中でヤンキーに絡まれていた高良健吾は、
同じく、ヤンキーのようななりをした市原隼人に助けられる。
2人は小学校時代、大の仲良しだったが、
高良の転校で交流が無くなっており、
久し振りの再会を喜び合う。
しかも、同じ高校ではないか。


市原は、天性のボクシングの才能を持っており、
センス抜群。
ボクシング部期待の新人だ。
勉強はトップだが、弱々しい高良は、
市原に触発されて、ボクシング部に入る。


市原に片思いする、マネージャー谷村美月や、
顧問の筧利夫と香椎由宇、
そして他の部員たちと一緒に、
トレーニングに励む2人。


しかし、試合で初めて敗北した市原は、
今までの自信を失い、
あっさり部を辞めてしまう。


一方、弱い自分は努力を重ねるだけだと、
高良は着実に力を付けてゆく・・・。





現在、文庫本「永遠の0」が売れに売れているという、
百田尚樹が原作の映画。


試合に負けて、ボクシングを辞めてしまった市原を、
「あんなに才能があるのに」と
惜しがる香椎由宇に対して、
筧利夫が「才能があるから辞めたんだ」みたいな事を言う。
「最初から自信があったから、負けた自分が許せない」
みたいな事を。


確かに、それって分かるなぁと思いながら観ていた。
つまり、市原は100から始まってマイナスしてゆく方式で、
高良はゼロから始まって、プラスしていってるんだよね。
市原は、勝って当たり前、
高良は、勝てたらラッキー。
もう、全然違う。


部活を辞めた後の、
市原のファッションが笑える。
これ以上はないというくらいの、
ヤンキースタイルで、
坊主頭に、さらに変な線入れちゃって、
(あの線にも名称があるんだろうが、私には分からない)
それがまた、市原にピッタリなんだな(笑)。


けれど、それを強く咎める人はいない。
「好きにさせとけ」というスタンスであろうが、
それがかえって良かったようで、
実際、市原は、好きにしたあと、
部に戻ってくる。
その辺りは、お約束の展開。


この作品を最後に引退した宝生舞は、
市原の母親役を演じている。
けれど2人は10歳差。
いくらヤンキーでもそれはちょっと・・・(笑)。
と、さらに気になって調べてみたら、
教師役の香椎由宇は市原と同い年。
まぁ、そういうつもりで観て下さいという事なのだろうが。


途中、めっちゃ悲しい出来事がある。
ボクシングの場面より、
そちらの方が、私には泣けたなぁ。
まぁ、「ロッキー」のようなわけにはいかないね。
(当たり前だ!(笑))


評価 ★★★☆☆

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k_iga

「Kids Return」と少し似てますね。
今度、観てみます。
by k_iga (2012-11-12 08:22) 

青山実花

k_igaさん
コメントありがとうございます。

ボクシングはドラマになりやすいのでしょうね。
真剣勝負にしても、八百長にしても。
いつかご覧になってみてください。
by 青山実花 (2012-11-13 13:24) 

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