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「太陽を抱け」 [映画]

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〔1960年/日本〕


ラピュタ阿佐ヶ谷で観た。

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トランペッター・宝田明とドラマー・神戸一郎が
所属する劇団が解散する事になった。


次の仕事を探していた2人は、
バーで紹介された、オリオンレコードの課長・有島一郎に、
「自分が推薦するから、明日、入社試験を受けなさい」と言われる。
ジャズがやりたい宝田は、
歌謡曲専門のオリオンレコードが気に入らなかったが、
背に腹は変えられず、試験を受ける。


とりあえず試験に受かった2人は、
同期入社の図々しいサックスプレイヤー・高島忠夫や
シンガーの朝丘雪路と共に、
ジャズバンド、「オリオンスターズ」を結成する。


レコードは売れなかったが、
夏のショーは成功する。
また、高島は朝丘にプロポーズ、
宝田はオリオンレコードの社長令嬢・雪村いずみに惚れてしまう。


仕事も恋も順調かに思えたが、
オリオンレコード内では、
電器会社との吸収合併が、
社長に内緒で隠されており、
それに巻き込まれてしまう有島課長。


皆の運命はどうなるのか・・・。





今観ると、
映画でのお約束事連発の(笑)、
音楽コメディ。


まず、入社試験の朝、
時間に遅れそうになった宝田と神戸は、
見知らぬ車を止め、
試験会場まで、無理矢理乗せていってもらう事にする。


車内の後部座席にいた紳士・加東大介に向かって、
「今から、弱小会社・オリオンレコードの試験を受けに行く」
みたいな事を言う。
そして、試験会場に現れた社長というのが、
この加東。
あまりに分かり易い展開に、逆に劇場内で笑いが起こっていた。


高島忠夫の図々しさも笑える。
彼は新婚の神戸のアパートに居座って、
ご飯を食べたり、泊まろうとしたり、
やりたい放題。
当然、奥さんはおかんむり。
しかし、どんなに嫌味を言われても、まるで意に介さない。


宝田のアパートに行くと今度は、
一組しかない宝田の布団を勝手に敷いて、
勝手に寝ている始末。


今、話題になっている、次男さんの離婚問題も、
これくらいの図々しさがあれば、
もっと楽に乗り越えられそうだと思ったけれど・・・
・・・って、映画とは関係ないですね(笑)。


気の弱い有島一郎が、
酒が入った途端、人が変わった様になるというのも、
よくある展開。
しかも、彼は酒の席で豪語した事を、
翌日何も覚えていない。
ただ、宝田たちがそれを逆手に取って、
酒を飲ませて、言いたい事を言わせる場面では、
ちょっと胸がスッとしたけれど。


とにかくみんながハッピーエンド(笑)。
気楽に観られる。


評価 ★★★☆☆

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さきしなのてるりん

まちゃサンとこからアイコンに惹かれ来ました。
面白そうな映画ですね。昔の映画はこういう肩ひじ張らないのが多かった気がします。
by さきしなのてるりん (2012-10-10 20:49) 

青山実花

さきしなのてるりんさん
コメントありがとうございます。

文句たれのワガママな性格なので、
こんな表情のアイコンにしてみました(笑)。

昔の映画は面白いですよね。
新しい映画は次々作られるし、
古い映画も観たいしで、
焦りまくっている日々です(笑)。

by 青山実花 (2012-10-11 23:44) 

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