「ハロー・ドーリー!」 [映画]
〔1969年/アメリカ〕
未亡人・ドーリー(バーブラ・ストライザンド)は、
お節介で、人の世話を焼くのが大好き。
特に結婚に関しては、
誰かと誰かをすぐに結び付けてしまう、お見合いおばさん。
郊外で飼料店を営むホレス(ウォルター・マッソー)は、
ドーリーの仲介で、
ニューヨークで帽子店を営むアイリーン(マリアン・マクアンドリュー)と
お見合いする事になる。
けれど、ドーリーはホレスに惹かれ始めており、
この見合い話を壊してやろうと画策する。
ホレスはケチでワガママで頑固者。
姪の結婚相手が気に入らず猛反対、
従業員・コーネリアスとバーナビーには、
一日も休みを与えない、最悪の男。
なのにドーリーは、彼が気になって仕方ないのだ。
ドーリーは、恋人がほしいと言うコーネリアスとバーナビーに、
ニューヨークに行って、
アイリーンの店に行き、
彼女を誘えとそそのかす。
誘いは成功し、
夜のレストランには、
ドーリー、ホレス、コーネリアス、バーナビー、
アイリーン、アイリーン助手の女の子、
ホレスの姪とその恋人が、
集まる事になるのだが・・・。
ディズニー映画「WALL・E ウォーリー」の中で、
地球にたった一人残された、お掃除ロボット・ウォーリーが、
繰り返し観ていた映画が、
この、「ハロー・ドーリー!」だった。
ウォーリーの哀しみと、
彼がこの映画から見出す明るさの対比が素晴らしく、
いつか観たいと思っていたので、嬉しい。
本当に、何の内容もない、
ノー天気な映画であった(笑)。
登場人物たちが、
とにかく、歌い、踊るだけ。
全体を通して、
ディズニーランドのパレードを見ているような感じ。
映画の半分は、
レストランの中のような気がするくらい、
印象が強い。
(正確に時間を計ったわけではないけれど)
お客さんとボーイさんたちの動きが、
計算し尽くされていて、素晴らしく、
見入ってしまう。
ミュージカルが好きでなくても、
これは楽しめると思う。
元々は、ブロードウェイの大ヒット作なのだそうだ。
映画も成功したようで、
アカデミー賞の音楽賞など、
三部門を受賞したそうだ。
ストーリーの細かい部分は気にしない方が良い(笑)。
だって、普通に考えたら変でしょ。
自分がお世話したお見合いを、
自分が男に惚れてしまったからって、
ぶち壊そうとするなんて(笑)。
しかも、ドーリーが惚れたという、
ホレスというオッサン、
どこに魅力があるのか、
さっぱり分からない変人で(笑)。
まぁ、途中経過がどうであれ、
みんながハッピーというのがいい(笑)。
評価 ★★★☆☆
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