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「ローマ法王の休日」 [映画]

Romehouounokyuujitsu.jpg
〔2011年/イタリア〕


ローマ法王が亡くなった。
ヴァチカンには、世界中から108人の枢機卿が集まり、
新しい法王を選ぶための投票“コンクラーヴェ”が始まる。


何度目かの投票の結果、
メルヴィル(ミシェル・ピコリ)が選出された。
しかし、バルコニーで就任の挨拶に臨もうというその時、
ひどいパニックが彼を襲う。


バルコニーの下は、
黒山の人だかり。
世界中の信者から尊敬と注目を集める、
ローマ法王という重責に、
彼はとても耐えられないと感じたのだ。


新法王がそんな状態では、
信者が混乱してしまう。
そう判断したヴァチカンは、
セラピストを連れてきて診察させるが、
事態は好転しそうもない。


仕方なくメルヴィルを外の精神科医に診せるが、
隙を見て、彼はローマの街に逃げ出してしまう・・・。





このタイトルを見て、
「ローマの休日」風のお話だと勘違いした方が、
どれくらいいるだろう。
もちろん私もその一人なわけだが(笑)。


話はオードリー・ヘプバーンが演じたような、
あんな可愛くて呑気なものではない。
ローマ法王という、
人格的にパーフェクトでなくてはならない人が、
(私の勝手なイメージ(笑))
パニックを起こすという、
笑えないお話なのだ。


コンクラーヴェの規則は全く知らないけれど、
選出された人が、
重篤な病気、その他、任務の遂行が不可能な状態になった時は、
再選挙って事にはならないのだろうか。


ただ、そのような前例を認めてしまったら、
選ばれた人は、
拒否すればどうにかなるという風になってしまうものね。
やっぱり駄目なのかなぁ。


映画を観る限り、
枢機卿たちは皆、
「自分が選ばれませんように」と心で祈っていた。
法王の仕事が、それほど大変なのは分かるけれど、
108人もいたら、
1人や2人は、名誉欲が強い人だっている気がするんだけど。
立候補制にしては駄目なのだろうか。
(そういった名誉欲の強い人は、法王に相応しくないという判断なのか)


そうそう、
枢機卿の中には日本人もいた。
もしかしたら、日本人がローマ法王になる可能性も
無いわけじゃないって事?
(不勉強なのでよく分からない。間違ってるかもしれない)
日本人のローマ法王が出たら凄いなぁ。
そんな事が起こったら面白いけど、
(面白がってる場合じゃないけど(笑))
少なくとも、私が生きている間には無いだろうと思う。


ラストもビックリ。
本当に、ストンと、
まるで話の途中で唐突に
幕が下りちゃったような感じ。
あの後、一体どうなるのか、その後があるのなら知りたいよー(笑)。


評価 ★★★☆☆

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