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「悪名太鼓」 [映画]

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〔1964年/日本〕


トラックの荷台に、和太鼓を載せ走る清次(田宮二郎)と数人の若い衆。
それを追いかける朝吉(勝新太郎)。
清次は、九州の狼王会に太鼓を貸出し、
その貸し賃で、
八尾の祭りを盛り上げようという算段なのだ。


しかし朝吉は、それを認めない。
大事な太鼓を持ち出すとは罰が当たると、
荷台で取っ組み合いになるが、
人数で負けてしまい、一人降ろされる。


ところが数日後、
九州から、清次が死んだとの電報が届く。
驚いた朝吉は九州に駆け付けるが、
葬儀に行ってみると、
死んだのは別人。


なんと清次の戸籍は、
本人が知らないうちに売られており、
それを買った中国人が、
清次の名で、日本人として暮らしていたらしい。
麻薬の密輸を断った挙句、殺されたというのだ。
どうやら狼王会が関わっている事が分かり、
朝吉は、未亡人・宏子(朝丘雪路)を助ける為に立ち上がる・・・。





シリーズ9作目。


もう感想を書くのも難しいくらい、
ワンパターンな展開(笑)。


前回は東京に行った朝吉だが、
今回は九州。
東京では通じなかった彼の名前も、
九州の人は知っていた。
朝吉は西に強いらしい(笑)。


またまた、一郎(芦屋雁之助)と二郎(芦屋小雁)が出てくる。
前回、東京で偶然会ったというのに、
今回は九州で(笑)。
しかも、清次の戸籍を売ったのが彼らだという。
清次に、あれだけ世話になったというのに、
どんだけ恩知らずな奴らなんだ(笑)。


今回は途中で、朝吉と清次が、
ちょっと仲間割れみたいな事になる。
清次は朝吉に銃まで向ける。
ヘラヘラした清次は、
すぐ上手い話に乗っかるのだ。
軽い奴め。


仲直りした2人は、
ヤクザとの抗争のあと、
大金の入った袋を拾う。
めっちゃ羨ましかったけど、
その先に残念なオチがある。


評価 ★★★☆☆

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