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「ジェイン・エア」 [映画]

JaneEyreCharlotteGainsbourg .jpg
〔1996年/イギリス〕


両親が亡くなり、
叔父の家に引き取られたジェイン・エア(シャルロット・ゲンズブール)。
しかし叔父も亡くなり、
叔父の妻は、ジェインに辛く当たる。


「ジェインを我が子と同様に扱うように」という、
叔父の遺言も破られ、
彼女は寄宿学校に入れられる。
校長は冷酷で、ここでも彼女は辛く当たられるが、
他に行く場所もなく、彼女は10年間の時を過ごす。


家庭教師の就職口を見つけた彼女は、
ロチェスター卿の、
お城のような屋敷に住み込む。
そこでの生活は、
辛かった寄宿舎と比べると夢のようで、
ジェインはようやく心の安らぎを得る。


長らく留守にしていたロチェスター(ウィリアム・ハート)が戻り、
彼と出会ったジェインは、強く心惹かれる。
ロチェスターもそれは同じで、
ジェインに愛情を感じるようになる。


しかし、ロチェスターにはある秘密があった・・・。





先日劇場で観た、ミア・ワシコウスカの「ジェーン・エア」。
まだ余韻が残っているうちに、
また違う作品を味わいたくて、
本作を借りてみた。


ワシコウスカ版と比べて、
こちらのジェインは、格段に強い。
ロチェスターに何か言われても、
決して怯まない。


ロチェスターのキャラも、こちらの方が、
より冷たくて、シニカルな印象。
正直、ジェインが何故彼に惹かれたのかが
よく分からない(笑)。


ロチェスターは、自宅でパーティを開き、
そこで結婚を噂されている貴族の令嬢とイチャつく。
ロチェスターを愛し始めたジェインは居たたまれず、
自室に戻ろうとするのだが、
ロチェスターは、
「次からは、中座は許さない」と命令する。


なんだかよく分からない人だね。
彼自身もジェインに惹かれているはずなのに、
なぜに、そんな酷い仕打ちをする?
そういう趣味でもあるのか?(笑)


プロポーズもやっぱり意味不明。
ジェインに、
「自分は結婚するから、お前はアイルランドに行け」とか、
わけ分からない。
ショックを受けるジェインに、
「本当はお前が好きだ」とか、
何が言いたいんだろう。
ワシコウスカ版でも書いたけれど、
1800年代の恋の駆け引きって、
私には理解不能(笑)。


ロチェスターの秘密が露呈する場面は、
なかなか面白かった。
この映画のメインは、ある意味そこなのだから、
できるだけ怖く、おどろおどろしく描いた方が、
より見応えがあるというものだ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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