「一枚のめぐり逢い」 [映画]
〔2012年/アメリカ〕
イラク戦争に派兵された海兵隊のザック・エフロンは、
戦場で、落ちていた一枚の写真に気付く。
写真を拾おうと、近寄った瞬間、
さっきまでザックが座っていた場所が爆発、
もし写真を見つけなかったら死んでいたと思われ、
命を救ってくれた写真を大切に保管する。
アメリカに帰ったエフロンは、
美しい女性が写ったその写真の、
背景の景色から、
女性が住んでいると思われる街をネットで見つけ、
彼女を探す。
街で訪ね歩き、やっと見つけた彼女・テイラー・シリングは、
犬の訓練所を運営する、シングルマザー。
事情を話し、礼を言おうとするが、
シリングは、エフロンが求人広告を見て来たのだと勘違い、
彼は、彼女の祖母・ブライス・ダナーに気に入られ、
雇われる。
写真の落とし主は、彼女の兄。
幼い頃両親を亡くし、
兄を頼りに生きてきたシリングにとって、
兄の戦死は、彼女の心に大きな傷を残していた。
また、街には、
シリングの元夫で、警察官のジェイ・R・ファーガソンがいたが、
権力を振りかざす最低の男で、
ストーカーのように彼女の生活を見張っていた。
次第に親密になるエフロンとシリング。
シリングの息子もエフロンに懐く。
しかし、それを面白く思わないファーガソンは、
息子を取り上げると、シリングを脅してくる・・・。
特にひねりのない、
気楽に楽しめるラブストーリー。
写真の持ち主が、テイラー・シリングと兄妹だったというのが、
ちょっと肩透かし。
あの予告を観れば、
殆どの観客は、恋人か夫と思うんじゃないだろうか。
しかし、それだとジェイ・R・ファーガソンの存在が
生きてこないので、
それも有りかと思ったりもする。
ザック・エフロンは、帰国直後、
戦場で受けたトラウマに苦しんでいたようだが、
途中からそんな事は、
綺麗さっぱり描かれずに終わった(笑)。
エフロンはとても無口で、
生きる事がちょっと不器用そうで、
だから、シリングとも、
それほどすぐには恋愛関係にはならない。
何でもかんでも、すぐ出来上がってしまうよりは、
好感が持てた。
ただ、無口すぎてイラつく面もあるが。
「もっとハッキリ説明しなよ」って(笑)。
オチは、正直、驚くくらい安易(笑)。
最後まで都合が良い。
まぁ、いいけど(笑)。
教会で、
エフロンとシリングの息子が、
ピアノとヴァイオリンで合奏する場面が、
可愛くて好き。
難しい曲でないのがまた、かえって微笑ましかった。
評価 ★★★☆☆
2012-06-21 12:00
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コメント(6)
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青山さまの映画コメントはストレートで解りやすくてシンプルで、
どこかコミカルで・・ うまく言えませんが楽しいです!
by 坊や (2012-06-21 12:07)
坊やさん
コメントありがとうございます。
いつもこんな駄文を読んでいただいて、
さらに、お褒めの言葉までいただいて、
本当に申し訳ないような気持ちです。
ありがとうございます。
何か面白い事があると、
茶化したくてたまらなくなる性格のようで、
普段の会話はもっとキツいかもしれません。
坊やさんのブログも、可愛くて良いです♪
by 青山実花 (2012-06-21 20:47)
昨日観ました♪
私も写真の持ち主は夫だと思っていたのと、
ブライス・ダナーはテイラー・シリングの母だと思ったので、
「あれ?あれ??」でした(笑)。
ザック・エフロンの後遺症は、犬たちに癒されて
いつのまにか治ってしまったのでしょうか^^;
教会のシーン、微笑ましかったですね。
なにげに悪役のジェイ・R・ファーガソンの
演奏を聴いている表情も良かったです。
ほんとうに、とても都合の良いラストでした(笑)。
by yonta* (2012-06-21 23:15)
この映画も 面白そうですね。
でも★三つは、ビミョー?かな。(^_^)
ところで、「ガール」は、めちゃ面白かったです!
来週UPします~♫
by レモン (2012-06-22 07:33)
yonta*さん
コメントありがとうございます。
あ、私も同じです~。
ブライス・ダナーはお母さんだと思っていたので、
ちょっとビックリ。
とても綺麗なお祖母さんですよね。
そっかぁ、犬に癒されたんですね。
路上でジェイ・R・ファーガソンに拳銃を向けられた時の、
咄嗟の瞬発力には、元軍人を感じましたね(笑)。
すんごく早い対応でした。
私も、教会でのファーガソンや、皆さんの表情、好きです。
あそこで改心するのかなと思っていたら、
余計な事を言う輩が出てきて、ガックシ。
それから、あのオチ。
あれって、ある意味、禁じ手ですよね~(笑)。
by 青山実花 (2012-06-22 17:13)
レモンさん
コメントありがとうございます。
ビミョーという事ではないのですが、
ラブストーリーとしては、
わりと平坦な展開でしたので(笑)。
結構楽しめると思います。
「ガール」のレビュー、楽しみにしています。
by 青山実花 (2012-06-22 17:15)