「ロボット」 [映画]
〔2010年/インド〕
工学博士バシー(ラジニカーント)は、
実に10年の歳月をかけて、
限りなく人間に近いロボットを作り出す事に成功する。
ロボットはチッティ(ラジニカーント)と名付けられ、
街に繰り出す。
様々なトラブルはあったが、
次第に人間の生活に馴染んでゆくチッティ。
バシーの恋人・サナ(アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン)は、
チッティを気に入り、連れて歩く。
チッティは彼女が危機の時も、
大変な力を発揮して助けてくれる、最高のボディガードだった。
しかし、人間の心を手に入れたチッティは、
サナに恋してしまう。
チッティの行動に怒ったバシーは、
チッティを破壊し、ゴミに出してしまう。
それを拾い、人間を攻撃するチップを埋め込んだのが、
バシーの成功に嫉妬する、バシーの恩師。
かくてチッティは、
最悪のロボットとなり、
人間に攻撃を始める・・・。
想像以上の面白さ。
経済発展著しいインドは、
映画もこんな凄い物が出来ていたのかと、
驚くばかり。
侮れないわ、インド(笑)。
インド映画という先入観からかもしれぬが、
「んな馬鹿な」という場面も許せてしまうという、
利点もある。
ハリウッドだったら、「ふざけるな」と怒られそうなシーンも、
あはははは~と笑ってしまう。
チッティのルックスが、
いわゆる“イケメン風”でないのも可笑しい。
おっさんみたいで(笑)。
ラジニカーントの二役だからそうなるんだろうけど、
インドでは、彼のような人がイケメンなのかしら。
突然踊りだすのもインドらしくていいわ。
ノリが良くて、楽しい。
それから、後半、
チッティが悪になった後からの展開が凄い。
チッティは、アシモフが提唱した「ロボット三原則」を
インプットされておらず、
(バシーが、軍隊で使えるようにと、あえてインプットしなかった)
そのせいで、人間を攻撃しまくる。
CGで表されたその場面は長く、激しく、
「ターミネーター」が何百人もいるような、怒涛の展開。
怖いやら可笑しいやらで、
時間を忘れる。
真面目な見方をすれば、
ロボットが人間に近くなりすぎると、
こういった事を起こり得るのだと、
注意を喚起されているようで、
空恐ろしい気持ちにもなる。
インドはこれからも、
この手の映画を量産してくるのだろうか。
うかうかしていられないわ、ハリウッド(笑)。
評価 ★★★★☆
このインド映画「ロボット」もテレビでとりあげられていますよね!
予告編とか見ると面白そうなんですけどね~
突然の踊りって(≧艸≦)ブブブ どうなんでしょ^^; 昔ヘンテコナ題名忘れたけどインドの映画みたら 踊り踊り踊りで終わってしまって^^;;;
踊りの印象しかないんですよね~
あ~でもこれ観たい気もする。
by 原みつる (2012-05-17 19:47)
原みつるさん
コメントありがとうございます。
やはりテレビでも取り上げられてますか!
やはり珍しいんですかね(笑)。
原さんも、機会がありましたら、ぜひ観てみて下さいね。
原さんが昔観られたインド映画とは、
「ムトゥ 踊るマハラジャ」でしょうか。
私、これ、観にいく約束していたのに、
体調不良で行けなかったんです。
それきりになってしまっているので、
今度観てみます!
by 青山実花 (2012-05-18 15:38)
私もテレビの映画コーナーで見ましたよ。
見た目おっさんなのに、かわいい名前なんですね♪
とっても気になっております(笑)。
「ムトゥ~」も未見ですが、インド映画って、こういうのばっかり、
な訳ではないですよね^^;
by yonta* (2012-05-18 23:44)
yonta*さん
コメントありがとうございます。
yonta*さんもテレビを観られましたか!
テレビを観ないと、何が宣伝されているのか、
さっぱり分からず、
教えていただけると、本当に嬉しいです。
>インド映画って、こういうのばっかり、な訳ではないですよね
あはははは~。
どうなんでしょうね。
「落下の王国」もインド映画なので、
こういうのばかりではないのでしょうが(笑)。
今、初めて主演のラジニカーントについてウィキペディアで
調べてみましたら、
インドでは大スターのようですね。
(思っている以上に年配の方でした(笑))
yonta*さんも、機会がありましたら、
ぜひご覧になって下さいね。
by 青山実花 (2012-05-20 17:41)