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「Black&White ブラック&ホワイト」 [映画]

blackandwhite.jpg
〔2012年/アメリカ〕


クリス・パインとトム・ハーディは、
CIAの辣腕コンビ。


しかし、香港での作戦に失敗し、
犯人を取り逃がした為、
2人揃って内勤にされてしまう。


一方、リース・ウィザースプーンは、
恋人に捨てられたばかりの、
淋しい独身女性。
彼女を可哀相に思った女友達が、
勝手に、ネットに恋人募集の広告を載せてしまう。


最初は怒った彼女だが、
応募してきたハーディの写真を見て、デートする事にする。
会話もそれなりに盛り上がり、
これから上手くいきそうな予感。


しかし、その帰り、
ウィザースプーンは、パインとDVDショップで知り合う。
ウィザースプーンの魅力に参ってしまったパインは、
彼女とデートの約束を取り付ける。
まさか、彼女がハーディとデートしたばかりとは知らずに。


かくして、ハーディとパインは、
どちらが彼女を射止めるか、
争うようになる。
CIAの最新のハイテク機器を駆使しながら・・・。





CIAの2人の男が、一人の女を巡ってバトルを繰り広げるという内容から、
一応、それなりにアクションシーンもあるが、
基本はラブコメディ。


疲れた頭と体には、ちょうどいい、
お気楽で楽しい映画。


女の側からすると、
クリス・パインとトム・ハーディの2人から、
あれほど愛されるリース・ウィザースプーンを
自分に置き換えて観ると、
より楽しめる。


男2人を、脳内で別の人間に置き換えるのも可(笑)。


それに2人は、CIAの情報網を使って、
ウィザースプーンの趣味や好きなものを、
全てリサーチ、
彼女が口に出さなくても、
魔法のようにそれが差し出される。
羨ましいようなお話し(笑)。


ウィザースプーンが、
とびきりの美人でも、
スタイル抜群でもないところに、
また、親近感が湧いて、
「わ、私だって」と思わせてくれるのが楽しい。
(いや、彼女はハリウッドでは相当稼ぐ女優で知られているから、
実際はそんなもんじゃないんだけど(笑))


ウィザースプーンは、パインとハーディの事を、
逐一、親友のチェルシー・ハンドラーに相談し、
アドバイスを受けるのだが、
その会話があけすけで、露骨で、笑ってしまう。


けれど、そこは親友、
最後には的確なアドバイスをくれる彼女は、
頼りになる女なのだ。


ウィザースプーンがどちらを選ぶかは、
ここには書かないけれど、
私が「いいな」、と思う方とは違う方だった。
けれど、全員が幸せになれる終わりになっていて、
その辺は上手く出来ていて、ホッとできる。
(最後の最後のオチは、わたし的にはあまり必要性を感じなかったが)


評価 ★★★☆☆


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