「スーパー・チューズデー 正義を売った日」 [映画]
〔2011年/アメリカ〕
アメリカ大統領候補・ジョージ・クルーニーは、
精力的に選挙活動を行っていた。
ハンサムで清廉潔白なクルーニーは、
清潔感があり、人気も高かった。
選挙は大詰めを迎え、
“スーパー・チューズデー”でのオハイオ州での予備選挙に勝てれば、
当選はほぼ確実。
ライバルとの差は広がっているとの世論調査もあり、
全ては順調に進んでいるかに思えた。
広報官・ライアン・ゴズリングは、
ライバル候補の参謀・ポール・ジアマッティから、
極秘で面会を求められ、それを承知する。
ジアマッティはゴズリングに引き抜きの話を持ち掛ける。
同じ頃、ゴズリングは、
選挙事務所の手伝いをしているインターンのエヴァン・レイチェル・ウッドと
親密な関係になり、
何度かベッドを共にする。
深夜、ウッドのケータイに間違って出てしまったゴズリングは、
相手がクルーニーだと知って驚く。
大統領候補者が、一インターンに電話をかけてくるなど、
普通では考えられない。
ゴズリングは2人の特別な関係を察する。
実はウッドはクルーニーの子を宿しており、
悩んでいたのだ。
ゴズリングはジアマッティと接触した事を咎められ、
一度は解雇されるが、
ウッドの妊娠を盾に、クルーニーに復職を迫る・・・。
アメリカの選挙の仕組みもよく知らず、
最初は難しいかなと思っていたのだが、
何てことはない、大統領候補者の
下半身スキャンダルが絡むお話で、
(それだけじゃないけど(笑))
結構面白かった。
エヴァン・レイチェル・ウッドは、ジョージ・クルーニーとの関係は
一度だけだったと、涙ながらに語ったけれど、
それが合意の上だったのか、
無理矢理だったのかが、
私にはよく分からなかった。
無理矢理だったとしたら、それはもう、あってはならない事だし、
さらに妊娠となったら、
それこそ、その騒ぎは、アメリカ国内にはとどまるまい。
ウッドの行動は、ちょっと意味不明。
妊娠して悩んでいるはずなのに、
ゴズリングと関係するなんて、
どういうつもりなんだろう。
真面目そうに見えて、案外尻が軽いとか?
こんな話って、
表沙汰にならないだけで、
本当はきっと沢山あるのだろう。
殆どの場合、金で解決か。
ウッドはその後、思わぬ行動に出るのだけれど、
大勢に影響はなく、
「そして選挙は続く」って感じで・・・。
評価 ★★★☆☆
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