「クイック＆デッド」

〔1995年/アメリカ〕


西部のある町に、流れ者の女・シャロン・ストーンがやって来る。
町は、人間らしい心を持ち合わせていない悪党・ジーン・ハックマンが
仕切っており、
明日は、そのハックマン主催の早撃ちトーナメントが行われる。


賞金目的に集まってきた、
荒くれガンマンたち。
さらにハックマンの息子、レオナルド・ディカプリオや、
かつてハックマンの手下で、
今は改心し、牧師となったラッセル・クロウまでが、
無理矢理参加させられる。


ストーンは、トーナメントへの出場を、
「賞金欲しさ」だと話すが、
実は別の大きな目的があった。
彼女は少女時代、父親をハックマンに殺され、
その復讐の機会を狙っているのだ。


いよいよ、トーナメントが始まった。
試合は1対1で向かい合い、
時計台の針が12を指した瞬間、
互いに撃ち合い、生きている者が勝ちという、
命がけの闘いだ。
ストーンは、ハックマンを倒せるのか。
ディカプリオやクロウの運命は・・・。





シャロン・ストーン姐さんが女ガンマンという、
イロモノみたいな印象の映画だが、
想像より悪くない。
早撃ちトーナメントの場面など、
結構、緊張感を持って観られる。


何より、ストーン姐さんのガン捌きがカッコいいのよ。
ものすごく早くて、
スタイルも決まっている。
そして美しさも、とても重要。


レオナルド・ディカプリオの、
まだ未見の作品を観てしまおうと思い、選んだのだけれど、
ラッセル・クロウが出ているとは。
私が彼を初めて知ったのは、
97年の「L.A.コンフィデンシャル」だから、
その2年前の映画という事ね。
当たり前だけど、今よりずっと若くて、
そしてスマートで、素敵だった。


ストーン姐さんとクロウのラブシーンも、
お約束のようにある。
姐さんもちゃんとヌードになる。
その辺の所は、さすがに抜かりない(笑)。


ジーン・ハックマンが、
少女時代の姐さんと、彼女の父親にした仕打ちの
非道っぷりを見ると、
復讐したくなるのも当然だと思える。


西部劇の娯楽作品として、
及第点だと思う。
十分に楽しめた。


評価　★★★☆☆

コメント 2

美人のガンマン、良いですね。
ラッセル・クロウは私の映画鑑賞歴の中でもNo.1くらいに
驚愕した「ビューティフル・マインド」のイメージが強くて・・・。
（そりゃ～、ルームメイトもその姪の可愛らしいオチビちゃんも
　変わらないはずだーーーー！と。）
by k_iga (2012-02-09 00:15) 

k_igaさん

確かに「ビューティフル・マインド」は、
「そ、そうなの！？」って感じでしたね。
壁一面に貼られた数式も凄かったです。
天才ってあのような方の事をいうのでしょうね。

私がラッセル・クロウで好きな映画は、
「L.A.コンフィデンシャル」以外なら、
「アメリカン・ギャングスター」ですかね。
デンゼル・ワシントンとの演技対決が良かったです。

by 青山実花 (2012-02-09 15:29)