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「ハンター」 [映画]

hunter.jpg
〔2011年/オーストラリア〕


ウィレム・デフォーは、バイオテクノロジー企業、
レッドリーフ社から、
オーストラリアに飛び、“タスマニアタイガー”の
生体サンプルを採取するように命じられる。


“タスマニアタイガー”とは、
70年前に絶滅したとされる、幻の動物だが、
最近になって2度の目撃情報があり、
噂が広まる前に、
レッドリーフ社がデフォーを送り込んだのだ。


オーストラリアで滞在する家を訪ねたデフォーは、
そこの主人が行方不明になり、
妻・フランシス・オコナーと幼い2人の子供が、
不自由な暮らしをしている事を知る。


また、現地では、
環境活動家と森林伐採業の労働者とが
激しく対立しており、
デフォーも活動家の一人と勘違いされ、
嫌がらせを受けてしまう。
果たしてデフォーは“タスマニアタイガー”を
見つける事ができるのか・・・。





幻の動物を探すハンター物で、
作りは地味。
ウィレム・デフォーは、
密林とフランシス・オコナーの家を
往復するだけが、シーンの殆ど。


別に狙って、この作品を選んだわけではないが、
奇しくも、
最近ハマっている川口浩様の「探検隊」を見ているような気分になる(笑)。
デフォーは一人だから、「隊」ではないけどね。


当然の事だが、
“タスマニアタイガー”は、直ぐには姿を現さない。
それらしい影は見えるのだが、
ハッキリとは分からない。
「いるのか?いるのか?いるのか?・・・ガッカリ・・・」
という、思わせぶりな映像は、
「探検隊」が幻の生物を追っているのと、ほぼ同じ(笑)。


環境保護はとても大切だと思うけれど、
そこで働いている人々が、
仕事を失うことも、とても重大だというのが、
これを見ていると分かる。


労働者の人々は、
意地悪はするけれど、
酷い暴力を振るうわけではない。
互いにヒステリックにならずに、
歩み寄る事はできないものであろうか。


評価 ★★★☆☆

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水上耕助

ウィレム・デフォー。
ミシシッピー・バーニングとか処刑人に出てた人ですねえ。
(世間的にはスパーダーマンのグリーン・ゴブリンの人と言うべきかもしれませんが(笑))

ストーリーも面白そうだし、これはすごく見たい……と思って調べたら。
近くの映画館、上映していないとはどういうこと?(泣)
by 水上耕助 (2012-02-05 18:55) 

青山実花

水上耕助さん

ウィレム・デフォー、いいですね、大好きです。
クセのある役が多いですが、
「最後の誘惑」ではキリストの役をするなど、
演技に幅のある俳優さんだと思います。

お近くで上映されていないのは残念ですね。
私も前売り券を買う時、
「上映館が少ないですが、大丈夫ですか?」と確認されたんですよ。
水上さんも観る事ができるといいのですが・・・。

by 青山実花 (2012-02-05 23:36) 

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