SSブログ

「何かいいことないか子猫チャン 」 [映画]

nanikaiikoto.jpg
〔1965年/アメリカ・フランス〕


精神科医・ピーター・セラーズの所に、
雑誌編集者・ピーター・オトゥールがやって来る。


オトゥールの相談というのが、
「僕は光線の加減でいい男に見えるらしく、
 モテてモテて仕方ないんです」というもの。


オトゥールには美しい恋人・ロミー・シュナイダーがいるが、
浮気を繰り返し、
シュナイダーは気が気ではない日々。


しかし相談を受けたセラーズも実は相当の浮気者。
嫉妬深い妻は毎日ヒステリックに彼を責めるが、
懲りる様子もない。


また、シュナイダーに惚れているストリップ小屋の衣装係・ウディ・アレンが加わり、
大騒動に・・・。





ピーター・オトゥールといえば、「アラビアのロレンス」の印象が強いが、
この映画の彼は軽妙な演技で笑わせる。
実は彼って、シリアスだけでなくコミカルなものまでこなす、
上手い俳優さん。


これを観ると、プレイボーイの心理が本当によく分かる。
自分で自分をモテるというけれど、
実は本人がとってもマメで、抜かりない。
そして優柔不断な事も、とても重要。
なにしろ、近づいてくる女を拒みきれない。


オトゥールは、そんな男の役がぴったりハマっていた。
ハンサムで物腰が柔らかくて、素敵。
あれじゃ、ロミー・シュナイダーが心配するのも無理ないわ(笑)。


ラストは登場人物全員が、
小さなホテルに偶然集まって、
ドタバタドタバタ、入り乱れて大騒ぎ。
警察まで入ってきて、
みんな、ある乗り物に乗って逃げるんだけど、
その馬鹿馬鹿しさに笑った。


評価 ★★★☆☆

nice!(12)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 12

コメント 2

don

あけましておめでとうございます!

ぼくがプレイボーイじゃない理由がよくわかりました。
マメと優柔不断の反対だからか。。

by don (2012-01-07 15:18) 

青山実花

donさん

今年も宜しくお願いします。

プレイボーイになんかならなくていいですよ~(笑)。
女性にマメで優柔不断じゃ、
パートナーの女性を不安がらせてしまいます。
女性に安心感を抱かせる男性が一番だと思います。
by 青山実花 (2012-01-07 22:59) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0