SSブログ

「妻と女秘書」 [映画]

tsumatoonnahisho.jpg
〔1936年/アメリカ〕


クラーク・ゲーブルとマーナ・ローイは、
結婚3年目だが、
まだまだ新婚のように仲睦まじい夫婦。


ゲーブルは若いながらも、
大手出版社の社長をしており、
生活も豊かだ。


ローイは姑と、ゲーブルの会社を訪問した帰り、
ある忠告を受ける。
「彼が使っている秘書、ジーン・ハーロウは危険だ。
 ゲーブルと何か起きないうちに、辞めさせた方がいい」と。


その時は取り合わなかったローイだが、
周囲からハーロウの噂を聞き、
次第に不安になってくる。
ゲーブルに彼女の配置換えを頼んではみるが、
仕事の出来るハーロウを失う事は、
ゲーブルにとって痛手で、
2人は喧嘩になる。


実はハーロウも私生活で悩みを抱えていた。
彼女には深く愛し合う恋人、ジェームズ・スチュワートがいたが、
その彼から、すぐにでも仕事を辞めて結婚してほしいと
言われているのだ。
しかし、ゲーブルから頼りにされている今、
仕事を放り出すわけにはいかない。
こちらの2人も喧嘩になる。


その後、仕事でハバナに行ったゲーブルは、
ハーロウと同じ部屋に泊まったとローイに誤解され、
どんなに違うと説明しても、ローイは聞く耳を持たない。
夫婦、そしてハーロウとスチュワートのカップルはどうなるのか・・・。





妻が夫の秘書に疑惑を持った事から始まるコメディ。


クラーク・ゲーブルの母がマーナ・ローイに、
秘書に気を付けろと忠告する時、
「彼は私の夫の息子なのよ」と言うのだけれど、
なんだかその言葉が面白くて興味深かったな。
ゲーブルを、自分の息子というより、
一人の男として考えているところが面白いし、
何より、その一言で、
夫がいかに浮気者だったかも分かる。
上手い表現だ。


ジェームズ・スチュワートが出ている事を知らなかったので、
ビックリした。
私の中で、ゲーブルとスチュワートは、
ちょっと年代が違うと、勝手に思い込んでいたから。
調べてみると、二人は7歳差。
共演して当たり前なのね。


ただ、2人が同じ画面に納まるシーンは、
無かったように思う。
ちょっと残念。
ハーロウは真面目な女で、
ゲーブルと浮気するなんて有り得ないという設定なのだから、
ゲーブル夫妻(特に妻)にスチュワートの存在を知らせてほしいと、
なんだか焦っちゃった(笑)。


ハーロウの仕事ぶりが凄い。
彼女は酔ったゲーブルに言われて、
靴まで脱がせてやっている。
私だったら勘弁だわ(笑)。


評価 ★★★☆☆

nice!(12)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 12

コメント 2

yonta*

私もゲーブルとスチュワートは、違う年代の人だと思ってました。
ふたりがもし同じ画面に映っていたら、きっと「おおー!」でしたね。

かつての職場の大先輩に、毎朝旦那さんが仕事に出る前、
靴下をはかせてあげていたという方がいました。
「ええーっ!そんなことまで!?」って大きい声を出して
しまったことを思い出しました(笑)。
by yonta* (2011-12-17 23:36) 

青山実花

yonta*さん

やはりそうですよね。
なんだかクラーク・ゲーブルの方が、
ずっと年上に感じられます。
ツーショット、観たかったです(笑)。

>靴下をはかせてあげていたという方がいました。

ひゃ~! 
仁科明子さんが松方弘樹さんに靴下を履かせているという話は
聞いた事があるのですが、
現実にそのような方がいるんですね!
それは大声も出ますって(笑)。
私も絶対無理です~。


余談ですが、
靴下が履けない松方さんは、
愛人にはコートを着せてあげていたそうです(笑)。
人って相手が変わると、人間性まで変わってしまうんですね。
都合がいいわ(笑)。

by 青山実花 (2011-12-18 16:35) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0