SSブログ

「ママの遺したラヴソング」 [映画]

mamanonokoshitalovesong.jpg
〔2004年/アメリカ〕


同棲相手の男と自堕落な生活を送るスカーレット・ヨハンソンは、
音信不通だった母親が死んだとの報せを受ける。


ニューオーリンズの母の家に行ったヨハンソンは、
そこに、ジョン・トラヴォルタとガブリエル・マクトの2人の男が
住み着いている事を知る。


トラヴォルタたちの主張によれば、
母は遺言で、家の権利は三分の一ずつだとの事で、
ヨハンソンは迷った末、
その家に住む事になる。


知らない中年男2人との共同生活に、
初めは戸惑う事も多かったヨハンソンだが、
彼女の頭の良さに気付いたトラヴォルタの進言により、
学校に行く事を決め、
彼女の生活は変わってゆく。


しかし、実は家の権利は、
ヨハンソン一人にあるという事が分かる。
怒ったヨハンソンは腹いせに、
家を売りに出す事を勝手に決めてしまう。
さらに、もっと重大な秘密がある事が分かる・・・。





スカーレット・ヨハンソンの、
良い意味でのふてぶてしさが、
上手くハマっている映画だと思う。


映画が始まってすぐ、
彼女の食べ物を見て仰天した。
椅子にだらしなく座った彼女は、
スプーンですくったM&M'S(みたいな、いわゆるマーブルチョコね)に、
ピーナッツクリームを絡めて食べているのだよ。
私も甘い物はとても好きだけれど、
それでもそれは「勘弁してー」と思う代物で(笑)。


つまりそれは、
彼女はこんな怠惰な人生を送っているんですよと、
最初に観客に伝える場面だと思うのだが、
本当に、物の食べ方一つで、
その人の生活まで表せるものなのだな、と。
私が今後、この映画のストーリーを忘れる事はあっても、
あの食べ方は忘れない気がする(笑)。


全体のストーリーに特筆すべき点はない。
「ママ」が死んだとはいっても、
その「ママ」との思い出がヨハンソンの中に殆ど無いので、
特に悲しいわけではない。
ヨハンソンの成長物語なのは分かるけど、
学校の場面なども出てこないので、
どこかピンとこない。


それから、トラヴォルタがあまりにもお爺さんの扱いで、
ちょっと違和感。
計算すると、
この映画が公開されたとき、彼は50歳。
白髪頭にして役作りしているけれど、
そこまで年食ってはいないだろうって。


ヨハンソンが魅力的だから、まぁ良し。
彼女は、整形やダイエットには興味の無い女優だと聞く。
そのせいというわけではないけれど、
女の私から見て、とても自然で、
強がってるけど、繊細で可愛い。
好きだな。


評価 ★★★☆☆

nice!(15)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 15

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0