「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」 [映画]
〔2011年/フランス・イギリス・アメリカ・ドイツ〕
試写会で観た。
17世紀。ヴェネチア。
アトス(マシュー・マクファディン)、ポルトス(レイ・スティーヴンソン)、
アラミス(ルーク・エヴァンス)の三銃士は、
アトスの恋人、ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)に裏切られ、
巨大飛行船の設計図が、
敵国イギリスのバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)の手に渡ってしまう。
同じ頃、フランスでは、
ルイ13世(フレディ・フォックス)が王位を継承していたが、
若すぎる彼に国を動かす力は無く、
リシュリュー枢機卿(クリストフ・ヴァルツ)が、
実質、権力を掌握していた。
数年後、銃士に憧れ、
フランスの田舎からパリに出てきたダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、
偶然、アトスたちと知り合い、
仲間となる。
リシュリュー枢機卿は、ミレディと結託して王妃の首飾りを盗み出し、
それをきっかけに、
戦争を起こそうと企んでいた。
盗んだ首飾りはバッキンガム公爵の手に渡り、イギリスへ。
首飾りを奪還すべく、
三銃士とダルタニアンはイギリスへ向かう・・・。
子どもの頃、「三銃士」は確かに読んだ記憶があるのに、
ストーリーは全然覚えていない(笑)。
遠いおフランスのお話というのが、
子どもには理解しづらかったのだろうか。
そもそも、「銃士」というのが、
何なのかが、よく分からなかったのよ(笑)。
大人になって良かったなと、
こんな時は、そう思う。
で、この映画。
ストーリーは中々面白い。
ちょっと間抜けなルイ13世が、
妻を愛するあまり、
その気持ちをダルタニアンに相談したり、
首飾りをめぐって、疑心暗鬼になったりするのが可愛い。
鍵を回すと現れる地下への階段なんかも、
ワクワクできて好き。
アクションは普通かな。
2つの飛行船の戦闘場面が見せ場だけど、
こんなものかという感じ。
そもそも、この映画の売りは、
三銃士やダルタニアンより、
ミラ・ジョヴォヴィッチやオーランド・ブルームが、
悪役を演じる事にあるようだ。
確かに、三銃士より2人に目がいってしまう。
ダルタニアンを演じるローガン・ラーマンも
今一つ華が無いのが惜しい。
評価 ★★★☆☆
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