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「眠狂四郎 人肌蜘蛛」 [映画]

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〔1968年/日本〕


母親の墓がある甲府の村に行った眠狂四郎(市川雷蔵)は、
村には若者が殆どいない事を聞かされる。


将軍家の妾腹で、双子の兄妹(川津祐介 ・緑魔子)が、
自分たちの屋敷へ若者を連れ去ってしまうのだ。
妹は男を性の道具として弄び、
兄もまた、人殺しを趣味のようにして楽しむ、
異常な兄妹だった。


狂四郎は、自分を同じ出生の秘密を持つ若者(寺田農)が、
兄妹から呼び出しを受けている事を知り、
身代わりに、自分が出向く。


案の定、狂四郎は妹から誘惑を受けるが、
それを撥ね退ける。
そこから、狂四郎と彼らの闘いが始まる・・・。





シリーズ11作目。


今までで一番猟奇的で異様な内容だった。
将軍の妾腹である双子の兄妹というのが、
近親愛とでもいうか、
普通の関係ではないのだよ。


それ以外にも、
自分を抱いてほしいと言う、
ハンセン病の女が現れたり、
裸の女が十字架にかけられたりと、
なんだか凄い展開。


女が全裸になって狂四郎に迫った時、
彼は顔色一つ変えずに、
「そんなものは見慣れておる。
 何か特別な趣向はないのか」みたいな事を言っていた。
その瞬間の、女の傷ついた顔ったら。
そんな事を言われたらショックだよねぇ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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