「眠狂四郎 女地獄」 [映画]
〔1968年/日本〕
眠狂四郎(市川雷蔵)は、
見知らぬ密使が殺される場に行きあい、
伝令の書かれた鹿の子しぼりの布を預かる。
しかし、それが密書とは気付かなかった狂四郎は、
通りすがりの角兵衛獅子の少女の髪に、
その布を飾ってやってしまう。
ところが、そのせいで少女と弟は殺され、
責任を感じる狂四郎。
さらに、密書を預かった事から、
佐伯藩国家老堀采女正と城代家老稲田外記の
権力争いに巻き込まれ、
狂四郎は両方から命を狙われることになってしまう・・・。
シリーズ10作目。
こりゃまたすごいサブタイトルだよ(笑)。
これは、どんな展開なのかとちょっと期待していたが、
それほどの事はなかった。
まぁ、いつもと変わらず、
狂四郎を陥れようと企む輩の作戦が
全て色仕掛けというだけ。
ただ、狂四郎のセリフがカッチョいい。
「俺と関わるな。俺と関わった女は必ず不幸になる」とか、
「今日抱くことが明日を約束することにはならん」とか。
そうそう、夫を亡くして淋しいと言う女には、
「抱いてしんぜよう」てのもあった。
しんぜようって(笑)。
狂四郎の特徴として、
頼み事をしてきた女には、
その報酬として「操をいただく」とすぐ言う。
さらに、彼は、
その女が男を知っているか否かを見抜く能力があるらしい。
はぁ・・・(笑)。
田村高廣や伊藤雄之助や小沢栄太郎など、
キャストも豪華。
評価 ★★★☆☆
コメント 0