「夜のピクニック」 [映画]
〔2006年/日本〕
多部未華子。高校3年生。
彼女の通う高校では、「歩行祭」と呼ばれる行事がある。
全校生徒が夜を徹して、
80キロを歩き通すのだ。
多部は、最後の歩行祭に、
密かに決めている事があった。
それは同じクラスだが、
一度も話した事のない、石田卓也に話し掛ける事。
日頃から互いに意識し合っている多部と石田に、
クラスメイトたちは、
2人をくっつけようと一生懸命だったが、
それは、みんなの勘違いで、
実は、二人には、
誰にも話せない秘密があるのだ。
歩行祭は進み、残り20キロになっても、
会話のきっかけが掴めない多部。
迫るゴールを前に、
多部の願いは叶うのか・・・。
恋じゃない青春映画があってもいい。
その設定に泣かされた。
ヤンキーもコギャルもいない、
公立の進学校の雰囲気がとにかく好き。
多部未華子と石田卓也が並んで歩き出すシーンに涙が出た。
お互いをあれほど意識しながら、会話をするのは初めてという、
なんともぎこちない2人。
これが恋なら平凡な青春映画で終わっていた所だろうが、
そうでない設定が非常に良い。
エキストラも含めた登場人物たち全員が、
清潔で落ち着いた雰囲気なのもとても好感が持てる。
歩行祭が終わったら大学受験まっしぐらなんだろうなと想像できる、その雰囲気。
「頑張れよ」、と応援したくなる。
決して美人ではない多部未華子。
でもそこがいい。
彼女だけは、この先もずっと顔にも体にもメスなんか入れないで、
そのままでいてほしいと切に願う。
原作は恩田陸の同名小説。
こちらも名作。
評価 ★★★★★
私もブログに書きましたが2年前に水戸にロケ地巡りに行きました。
3.11の地震の後も、余震などが続く度にTVで映しだされる街を見て
心配です。
by k_iga (2011-09-18 23:45)
見事なまでに客の入っていなかった映画館ですが、とても良かったですね。
たべちゃんは、ナチュラルなままでいてくれる筈です。皆、それが好きなんで。
本作の監督の「青空のゆくえ」も名作です。
by バラサ☆バラサ (2011-09-19 14:15)
k_igaさん
ブログ、見させていただきました。
本当に映画の場面でしたね。
やはり水戸も震災の影響が大きいのでしょうか。
ずっと変わらずにいてほしいですね。
by 青山実花 (2011-09-21 13:13)
バラサ☆バラサさん
> 見事なまでに客の入っていなかった映画館ですが
そ、そうなんですか?!
私がこのDVDを観たのは2年前で、
とても感動したので、ここに書きました。
劇場がそんな状態とは知らなくて、ちょっとショックです(笑)。
「青空のゆくえ」は未見です。
いつか観てみたいです。
by 青山実花 (2011-09-21 13:25)
「青空のゆくえ」は良かったです。
DVD、メイキングDVD、写真集、サントラ、原作、と思いつくままに
購入しました(苦笑)。
by k_iga (2011-09-21 20:49)
k_igaさん
> DVD、メイキングDVD、写真集、サントラ、原作
それほど良かったという事ですね。
なんだか観るのが楽しみになってきました。
私がそこまで関連商品を買い集めたのは、
「タイタニック」くらいですかね。
(思いっ切り平凡ですね(笑))。
(いや、今思い出しました。
「アメリ」も、DVDと映画に出てくる雑貨が一まとめになったボックスを
買いました。
かなり高かった記憶があります(笑))。
by 青山実花 (2011-09-22 13:15)
宝石に興味の無い私も「タイタニック」の「碧洋のハート」は欲しいなと
思いましたが、合成サファイア製の公式レプリカは小さいんですね。
ヤフオクで沢山出品されてますが、あれで一万円というのはボッタクリ(笑)
by k_iga (2011-09-24 04:42)
k_igaさん
「タイタニック」の「碧洋のハート」のレプリカがあるとは
知りませんでした。
もちろん買うつもりはありませんが、
あれが本当に存在する物だとしたら、
一度だけでも、手に取ってみたいものです。
「タイタニック」といえば、
来年、3Dとなって再公開されるようですね。
完成された映画に手を加えるのは好きではないのですが、
これは観に行ってしまうと思います。
今でもDVDを観る度に泣けるのですから、
3Dなんかで観たら、どうなっちゃうんだろ(笑)。
by 青山実花 (2011-09-24 21:01)