「眠狂四郎 無頼剣」 [映画]
〔1966年/日本〕
江戸一番の油問屋に、押し込み強盗が入り、
主人やその家族を縛り付け、
ある物を盗む。
事の顛末を別の泥棒、武部仙十郎（永田靖）から聞かされた、
眠狂四郎（市川雷蔵）。
そして、その押し込み強盗は、
愛染（天知茂）だと分かる。
愛染は、
越後で取れる石油の精製に成功したが殺された、
大塩忠斎・格之助親子の仇を取ろうとしているのだ。
さらに、最近町に出没している、
女芸人（藤村志保）と角兵衛獅子の兄弟も、
事件に何か関わりがありそうだ・・・。
シリーズ8作目。
天知茂が市川雷蔵の敵役となり、
今回は、狂四郎もちょっと押され気味。
天知茂は、市川雷蔵とはちょっとタイプの違ったクールさで、
雷蔵と相対する。
しかも、天知も円月殺法を使うのだよ。
二人が向かい合って刀を回すものだから、
観ているこちらも、どうなる事かと見守ってしまう。
でも、やっぱり円月殺法は眠狂四郎のものだわ。
天知茂は、物凄くいいけれど、
円月殺法の使い手のイメージじゃない。
狂四郎は、今回は女関係で問題は起こさなかったけれど、
藤村志保が、着物をはぎ取られて、
布団から出られない場面で、
掛け布団の生地を刀でチャチャっと切って、
「これを体に巻きつけるとよい」と、
なんともカッコいい事をしてくれるのだよ。
なんだか気に入った場面。
評価 ★★★☆☆
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刀って、そんな使い方もあるんですね（笑）。
天知茂の敵役、かっこよさそう・・観てみたいです。
by yonta* (2011-09-02 22:21)
yonta*さん
本当に狂四郎は器用に何でも刀一本で解決しちゃいます(笑)。
天知茂は本当にハンサムでした。
相手が市川雷蔵じゃなかったら、
天知茂を応援していたかもしれません(笑)。
by 青山実花 (2011-09-03 22:46)