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「ホワイト・ライズ」 [映画]

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〔2004年/アメリカ〕


広告会社で働くジョシュ・ハートネットは、
仕事は順調、結婚も間近に控え、順風満帆な日々。


ところが、仕事の打ち合わせをするレストランの電話ボックスで、
昔の恋人、ダイアン・クルーガーらしき女を見かける。
ハートネットとクルーガーは深く愛し合っていたが、
2年前、クルーガーは突然ハートネットの元から姿を消したのだ。


今でもクルーガーを忘れられずにいるハートネットは、
電話ボックスに残されていたホテルの鍵から辿ってゆき、
ついに、クルーガーの住むマンションを見つける。
ところが、その部屋に住むのは、
クルーガーと同じ名前の別の女だった。
混乱するハートネット。


実はハートネットとクルーガーの2年前の別れは、
ある一人の人物によって仕組まれた事だったのだ。
別れたくないのに、引き離された二人。
二人は再会できるのか。
なぜ二人は、そんな目に遭ったのか・・・。





最初は、ダイアン・クルーガーに何かとてつもない秘密があって、
ジョシュ・ハートネットがそこに嵌められてゆくのかと思ったんだけど、
話は途中から意外な展開に。
そ、そういう事だったの!?
という方向へ、物語が進んでゆく。


時間軸をズラしながら、
次第に真相が明らかになる過程は、
とても面白い。
ただ、めっちゃイライラさせられる(笑)。


ミステリー色が強いので、
あまり詳しくは書けないが、
何故、留守電にメッセージを残さないんだ!とか、
何故、仲介してくれた友人にケータイ番号を言わないんだ!とか、
プロポーズされたら、その場で返事しろ!とか、
待ち合わせの場所くらい、きちんと言え!とか、
そんなのばっか(笑)。


ケータイがある今の時代、
すれ違いドラマを作るのは難しいと思っていたけれど、
作って作れなくはないのね、と思った次第。


フランス映画、「アパートメント」をリメイクらしい。
未見なので、ハッキリした事は言えないが、
1995年にオリジナルが作られた時、
ケータイはまだ、一般的ではなかったと思われるから、
リメイクは辻褄合わせに大変だったんじゃないのかな。


「アパートメント」は評価も高く、
本作とは違った味わいがあるようだ。
いつか絶対観てみたい。


評価 ★★★☆☆

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yonta*

なんか、子どもの頃に、
 「ほら、だから言ったじゃない!ちゃんとやっておかないから、
 あとで困ることになるのよ!」
って、よく怒られたことを思い出しました(笑)。

リメイクとか原作のあるものって、映画にしてもドラマにしても、
最近すごく多いですね。
もう少しオリジナルを増やしてもいいのではないかと思うのですが・・
by yonta* (2011-08-21 16:38) 

青山実花

yonta*さん

もしかして、私の子供時代を知ってます?
というくらい、
私も同じ事を言われてきました(笑)。
というか、誰も叱ってくれなくなった今でも、
基本は同じです(笑)。
yonta*さんが書いて下さった言葉を
自分で自分に言って、一人で怒っています。
(しかも、全く改善されないという(笑))。

リメイクは、多分、映画界もドラマ界も、
ネタ切れなんでしょうね。
ハリウッドも最近は、アジア映画へまで触手を伸ばしているし。
ただ、やっぱり味わいは全然違ってきますね。
(韓国とアメリカの「イルマーレ」の違いはショックでした。
 韓国の名作も、アメリカ人のフィルターを通すと、
 こうも変わってしまうのか、って)
by 青山実花 (2011-08-22 14:10) 

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