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「眠狂四郎 女妖剣」 [映画]

nemurijoyouken.jpg
〔1964年/日本〕


眠狂四郎(市川雷蔵)は、二人の女の遺体が浮かんだ川に居合わせる。
それは大奥の女で、
菊姫という残酷な姫君に阿片中毒にされた挙句、殺されたのだ。


また狂四郎は、鳥蔵と名乗る男から、
自分は隠れ切支丹で、
浜松にいるビルゼン志摩という聖女が、
狂四郎と血の繋がりがあり、
また、出生の秘密を知っていると教えられる。
興味を持った狂四郎は、浜松へと旅立つ・・・。





シリーズ4作目。
ついに狂四郎の出生の秘密が明かされるわけだが、
想像以上の衝撃。


っていうか、その事実って、私が物知らずなだけで、
世間の方々は普通に知っているのだろうか。
その辺からよく分からないのだけれど。


このシリーズを見始めた時から、
狂四郎は、こんな時代になぜに茶髪?と、
ずっと疑問に思っていたのだが、
ちゃんと理由があったのね。
私はまた、他の時代劇とは別格感を出すための演出かと,
勝手に決めつけていたのだけれど、
これでスッキリ。


今回もまた、女関係に忙しい狂四郎(笑)。
何人もの女に誘惑されておった。
サブタイトルも、ジャケット写真も、そのまんま。
(ちなみに、ジャケット写真で横たわっているのは、春川ますみ)
なんだか私も、市川雷蔵が好きになってきたよ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 4

水上耕助

眠狂四郎の出生については、世間一般レベルでは知られていないけど、時代劇好きな人なら知っているってところですかねえ。
何にせよ、眠狂四郎のニヒルというか、どこか虚無的な性格が、当時としては特殊な出生故に形成されたと考えると、ちゃんと考えられた設定だなあって思います。
by 水上耕助 (2011-07-23 23:29) 

k_iga

柴田錬三郎の原作も未読、映画シリーズも田村正和のTVドラマも観ていま
せんが知っていました。
「バットマン」は普通の人間である、くらいの事実?
(私の知人女性の多くは「バットマン」も特殊能力を持っている超人だと思っ
ています。)
by k_iga (2011-07-24 00:41) 

青山実花

水上耕助さん

そうなんですよ。
その後、二人の友人にこの事を聞いてみたのですが、
一人は、知らなかった、
一人は、眠狂四郎自体をよく知らないという事で・・・。

>眠狂四郎のニヒルというか、どこか虚無的な性格が、
>当時としては特殊な出生故に形成されたと考えると、
>ちゃんと考えられた設定だなあって思います。

まったく同感です。
あのような出生じゃ、狂四郎がペシミストなのも
当たり前かなと、私も思いました。

by 青山実花 (2011-07-24 16:33) 

青山実花

k_igaさん

知っておられましたか。
世の中って、結構、
知られているようで、知られていない事がありますね。
「バットマン」もその一つでしたか。
「知ってて当然」、「知らなくて当然」といった言動には、
常々、気を付けようと思っています。
(時々、失敗してしまいますが(笑))

by 青山実花 (2011-07-24 16:37) 

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