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「奈緒子」 [映画]

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〔2007年/日本〕


小学生の奈緒子(藤本七海)は、喘息の療養の為に、
長崎にある波切島に船で向かう途中、
帽子が風に飛ばされて、自分も海に落ちてしまう。


船に乗っていた男性が海に飛び込み、
奈緒子を助けてくれるのだが、
男性は死亡してしまう。


その男性の息子で、小学生の雄介(境大輝)は、
父を殺した奈緒子を許せずにいた。


それから数年後、
高校生になった奈緒子(上野樹里)と雄介(三浦春馬)は、
都内の陸上競技会場で再会。
雄介は波切島高校の陸上部のエースで、
将来を有望視されていた。


二人の過去を知った雄介のコーチ(笑福亭鶴瓶)に頼まれ、
奈緒子は、
波切島高校陸上部の夏の合宿の手伝いをする事になるのだが・・・。





題名は「奈緒子」なのに、
なぜか奈緒子より雄介の方が目立つという、不思議な映画。
それに、
“奈緒子のせいで父を失い、奈緒子を憎む雄介”
という図式があまり生きていないように思える。


三浦春馬があまりに良い子ちゃんすぎないか?
もう少し屈折した少年にキャラ設定した方が、
面白いと思うのだが。


三浦に嫉妬したり、
鶴瓶に反抗したりするチームメイトの方が、
よほど人間らしかった。


原作は未読だが
9年間も雑誌に連載された漫画だそうだ。
それだけの内容を短い映画にするには、
描ききれない部分も多かったのかもしれない。
今度は原作で味わってみたい。


評価 ★★★☆☆
 
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