「ハンコック」 [映画]
〔2008年/アメリカ〕
ハンコック(ウィル・スミス)は、
その能力からしたら、スーパーヒーローになれる素質十分な男。
なにせ、今まで観たどのヒーローよりも力強く、
コスチュームに着替えずとも自在に空を飛べ、
ルックスも悪くない。
しかし彼は嫌われ者。
悪人をやっつけてくれるのはいいが、
その方法は過剰で、
建造物損壊、器物破損は毎度のこと、
さらに、いつも酒に酔って現れ、
口は悪いし、態度も最悪。
ある日、彼は、レイ・エンブリー( ジェイソン・ベイトマン)を
間一髪、列車事故から助けた事から、
レイの招待を受け、家を訪問する。
レイには美しい妻メアリー(シャーリーズ・セロン)がいたが、
世間の反応同様、ハンコックには冷たい態度だ。
レイは、ハンコックに人々から愛される方法を伝授する。
それにはまず、カメラの前で、今までの非礼を詫び、
逮捕状が出ている事案に沿って、
服役するというものだ。
ハンコックが服役すれば、街の犯罪は増え、
人々は彼を求めずにはいられない、というわけなのだ。
作戦は成功し、ハンコックは本物のヒーローとなる。
しかし、後半、思いもかけない展開がハンコック(そして観客も)を待ち受ける。
前半は、ハンコックの並外れたパワーに圧倒され、
なかなか面白い。
あんなに暴れたら、
悪者以外にも負傷者が絶えないじゃないかと、
可笑しいやら、気の毒やらで、ハラハラして見入ってしまう。
そして、レイの助言に従ったハンコックが、
人々から愛されてゆく様子にホッとする。
空を飛ぶ場面も本当に気持ち良さそうだ。
ダサいコスチュームに着替える必要もなく、
何の道具も要らず、
今の状態のまま飛べる。
羨ましいくらい。
ただ、問題は後半。
話は、「え!?そうだったの?」という展開になるのだよ。
これは好き嫌いが分かれそうだ。
詳しくは書けないけれど。
今の日本にハンコックがいたら、と本気で思ってしまう。
あのパワーが欲しい。
評価 ★★★☆☆
ハンコック、モノを壊しすぎ(笑)。
ハリウッド映画らしくて、おもしろいですよね。
すごくおっしゃるとおりで、私もやっぱり、後半は「えー・・」
展開にちょっと違和感がありました。
でも、映画館で観たせいもあると思いますが、飛ぶシーンは迫力あるし、
ポップコーン食べながら楽しめる作品ですね。
by yonta* (2011-04-12 23:01)
yonta*さん
劇場で観られたのですか、
DVDより数倍楽しめたでしょうね♪
スパーヒーロー物は、
ハリウッド映画らしい醍醐味があっていいのですが、
悪者以外の犠牲者が沢山いそう(笑)。
私もあんな風に自在に空を飛べたらいいなぁと、
羨ましく思いました。
それから、あのパワー。
あれがあれば、被災地なんて
あっと言う間に片付いてしまうのに・・・。
by 青山実花 (2011-04-14 10:49)