SSブログ

「ホワイト・オランダー」 [映画]

whiteoleander.jpg
〔2002年/アメリカ・ドイツ〕  


アーティスト、ミシェル・ファイファーは、
自由に生きる女。
一人娘アリソン・ローマンと暮らしている。
ローマンにとって、美しく個性的なファイファーは世界の全てで、
ファイファーもまた、娘に人生を教えて生きてきた。


ところがある日、ファイファーは自分を捨てようとした恋人を殺害し、
逮捕されてしまう。
保護者がいなくなったローマンは、
ロビン・ライト・ペンと彼女の同棲相手、コール・ハウザーの家に里子に出される。


元ストリッパーのペンは、狂信的なキリスト教信者であり、
里子を何人も家に置き育てているが、
反面、子どもが隣室にいても憚らずハウザーと交わる、
里親にはあまり適格でない人物である。
仕舞いには、ローマンとハウザーの仲を疑い、
ローマンは銃で撃たれてしまう。


次の里親は、売れない女優レニー・ゼルウィガーとその夫。
ローマンはゼルウィガーと上手くいっていたが、
夫に浮気されて苦しむゼルウィガーは、
離婚を言い渡されて自殺してしまう・・・。





この物語は、ローマンと里親たちの話がメインではない。
娘の人生を操作しようとするファイファーとローマンの確執が主題なのである。


ファイファーは時々面会に来るローマンに
アドバイスを与える様子を見せながら、
実は娘を縛りつけ、遠隔操作し、
自分の思うままにさせようとしているのである。
しかしローマンはそれに気付き、自分を解放してほしいと願う。


特に感動はなかった。
娘の人生に関わろうとする母親は、意外と世間に多いと聞くし、
そういった親が存在する事も否定しない。


しかし、この映画の場合、
母親は刑務所に入っていて、
娘は母親と接していない時間の方が圧倒的に長いのだ。
たまに会う母親が何か言ったからといって、
そこは適当に受け流して、
あとは自分の思う通りに生きられるはずだ。
それでも嫌なら面会に行かなければいい。


元はと言えば、母親のせいでそんな苦しい人生を歩まされているのだ。
無視したって罰は当たるまい。
まぁ、それは私が大人になったから言える事なのだろうけれど。
出演者が非常に豪華な事にはビックリ。


評価 ★★☆☆☆

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0