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「素直な悪女」 [映画]

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〔1956年/フランス〕


孤児院出身のブリジット・バルドーは、
大変に魅力的だが、尻が軽いと評判の女。
実際、彼女を見た男たちは皆、
彼女を自分のものにしたいという欲望を抱かずにはいられなかった。


紆余曲折あるが、
バルドーはジャン・ルイ・トランティニャンと結婚する。
しかし、以前、バルドーが思いを寄せていた
トランティニャンの兄と関係してしまい、
騒動が起こる・・・。





アメリカのセクシー女優の代表がマリリン・モンローなら、
フランスの代表はこのブリジット・バルドーであろう。
しかし、モンローの払拭できない、「不幸せ感」、「やらされてる感」と比べ、
バルドーはとても余裕があるように、私には見える。


しかもバルドーは、モンローと比べられる事について、
「自分はモンローの足元にも及ばない」と健気に話していたと知り、
なんだかとても好感を持っていた。


この映画の彼女も本当に素敵だ。
スラリと背が高くて、
膝から足首までの細さといったら、
それはもう、羨ましいくらい。


それから、小悪魔のようでもあり、お人形のようであり、
セクシーでもあり、赤ちゃんのようでもある、
その七変化のような表情も、物凄く可愛い。
これじゃ、男たちは振り回されるはずだわ。
なんだかもう、ストーリーよりバルドーばかり見ていた1時間半だった。


評価 ★★★☆☆

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