「漫才ギャング」

〔2011年/日本〕


試写会で観た。


売れない漫才師、佐藤隆太は、
ある日突然、相方からコンビ解消を言い渡される。
それは寝耳に水の出来事で、
佐藤は抵抗するが、相方の決心は固い。


一方、ヤンキーの上地雄輔は、
敵対するグループの連中と、
喧嘩に明け暮れる日々。


佐藤は、つまらない事から、
一晩、留置場に入れられる事となり、
そこで上地と同房になる。
上地と会話をしているうちに、
彼の天才的なツッコミ能力に気付いた佐藤は、
コンビを組んで漫才をやらないかと持ち掛ける。


佐藤は、まったくのド素人である上地に漫才を教えるが、
元々才能のあった上地は、
めきめき頭角を現し、
二人は、勝ち抜き漫才で10週連続合格してしまう。


また佐藤は、一度は別れた恋人、石原さとみとヨリを戻し、
公私共に順風満帆。
性格まで明るくなったと、周囲の評判を上げてゆくが・・・。





もし試写会でなかったら、劇場に行く事はなかったであろうし、
テレビで放送されてもたぶん観なかったであろう映画。
しかし、何これ？　面白い。
佐藤隆太の素直なキャラが可愛いし、
テンポも良い。
っていうか、上地雄輔って誰？


他にも、沢山お笑い芸人が出てくるのだが、
殆ど名前を知らない。
彼らを全員知っていたら、もっと楽しめたのかもと、
ちょっと残念な気持ちになる。


実は、正直に書くと、
これを観た事を数人の友人に話した所、
みんなに物凄く嫌な顔されたのだよ。
監督の品川ヒロシという人のイヤな噂を散々聞かされて、
また、上地という人も、
それから、宮川大輔という人も、
好きではないという事で、
皆の意見が一致していた。
私の周りでは、相当評判が悪いらしい。


うーん。
私は、この人たちの事をよく知らず、
テレビでも殆ど観た事がなく、
だから、真っ白な気持ちで楽しめたのかなーと思ったり、
いや、たとえ悪い先入観があったとしても、
これはこれで面白いと思えたはず、と考えたり。
それはもう、神のみぞ知るという事だ。


でも本当に悪くない。


評価　★★★★☆

コメント 6

この映画、公開まだだったのですね。
おっしゃるとおり、テンポはすごく良さそう。
うちの家族はお笑い好きなので、観たがると思います。
品川の前作、ドロップも面白いって言ってましたし。
私は観てないのですが・・
上地くんは高校時代、松坂大輔のキャッチャーをしていたタレントですね。


by yonta* (2011-03-05 13:01) 

yonta*さん

そうなんですよ、本当にテンポが良くて。
お笑いがお好きな方だったら、
絶対楽しめると思います。


上地雄輔という人は、
「羞恥心」というグループの人ですね！
友人たちから聞かされて、
点と点とが繋がりました。
松坂大輔のキャッチャーとは凄いですね！

by 青山実花 (2011-03-05 20:23) 

私は横浜在住なので、松坂大輔と上地雄輔を見かけたことが
あります。
高校野球は先輩後輩の上下関係が徹底しているので、
上地「オイ、松坂！」松坂「ハイ！」という感じでした。

松坂大輔は車で送り迎えしてくれる母親に「お前は～」とキレてて
嫌な感じでした。



by k_iga (2011-03-06 23:03) 

k_igaさん

という事は、上地雄輔は松坂大輔より
年上という事なのですね。
進む道は違ったけれど、
ピッチャーとキャッチャーがそれぞれ有名になるなんて、
凄い事です。


しかし、
>松坂大輔は車で送り迎えしてくれる母親に「お前は～」とキレてて
これはいただけませんね。
母親に[お前」は駄目でしょう。
人はどこで誰に見られているか分かりませんね。
そして、その記憶がずっと残ってしまう事も
忘れてはなりませんね。
by 青山実花 (2011-03-07 11:40) 

>人はどこで誰に見られているか分かりませんね。

当時、「週刊文春」でしっかりグラビア記事にされてました。


by k_iga (2011-03-08 01:03) 

k_igaさん

そうなんですか。
では、彼のそういった不遜な様子は、
知る人ぞ知る、という事なのでしょうか。


そういえば、交通違反の身代わり事件というのもありましたね。
詳しい事はよく分かりませんが。
by 青山実花 (2011-03-08 23:30)