「砂糖菓子が壊れるとき」 [映画]
〔1967年/日本〕
神保町シアターで観た。
こちらもソフト化されていないようだ。
原作は曽野綾子さん。
そして脚本は、橋田壽賀子だ。
橋田壽賀子といえば、
イメージはすっかり「渡る世間」だが、
昔はこのような映画の脚本も書いていたのね。
若尾文子さん演じる、若手女優。
少々、頭の軽い女であり、
母親も精神を病んで、
病院に仕送りしているようだ。
頭は軽いが、
独特のセクシーな歩き方が映画関係者の目に留まり、
端役を手に入れる若尾。
しかし、セリフも中々覚えられず、
あまり評判はよろしくない。
そして彼女は男遍歴を重ねてゆく。
大金持ちの老人、
野球選手、
そして妻子ある作家。
男に死なれたり、捨てられたりする度に、
精神を病んでゆく若尾。
・・・と、途中まで観ていて気が付いた。
これは、マリリン・モンローの人生を
そのまま踏襲した内容じゃないか。
特に藤巻潤演じる野球選手との結婚生活の場面はリアルだ。
人気が出て、
セクシーな衣装でショーに出た若尾に、
激怒する藤巻。
同じエピソードが、
モンローとジョー・ディマジオにあったというし。
志村喬、田村高廣、津川雅彦、船越英二、
原知佐子、山岡久乃、篠田三郎などなど、
出演陣も大変に豪華。
評価 ★★★☆☆
すごい!マリリン・モンローそのものですね。
若尾文子さんきれいだし、橋田壽賀子の脚本というのも興味わきます(笑)。
古い映画を映画館で観るのは、ちょっと特別な感じがしていいですね。
by yonta* (2011-03-01 00:17)
yonta*さん
そうなんです。
モンローが亡くなったのが1962年だそうですから、
それから5年後に作られた映画なんですよね。
古い映画を映画館で観るのは、
最新作を観るのとはまた違った趣がありますよね。
お金があったら、
神保町に家を買いたいくらいです(笑)。
by 青山実花 (2011-03-01 11:31)