「RED レッド」 [映画]
〔2010年/アメリカ〕
元CIAのエージェントであるブルース・ウィリスは、
引退して、今は静かな田舎暮らし。
楽しみといえば、
電話で、顔も知らない年金係の女性、
メアリー・ルイーズ・パーカーとお喋りする事くらい。
しかし、ある晩、
ウィリスは武装集団に襲撃される。
行動の全てが監視・盗聴されていたと悟ったウィリスは、
パーカーの身も危険だと感じ、
彼女の家に行き、強引に彼女を連れ出す。
電話だけの知り合いだった男に拉致され驚いたパーカーは、
隙を見て警察に連絡するが、
ウィリスの様子から、
次第に彼を信用するようになる。
その後、ウィリスは、
同じくCIAを引退した、
モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンらと再会、
自分たちを狙う奴らに挑んでゆき、
バックには副大統領が絡んだ、
巨大な陰謀があることに気付くのだった。
引退したおじさんたちが主役という事で、
期待大だったのだが、
人物たちが年食っているだけの、
平凡なアクション物。
考えてみれば、ブルース・ウィリス55歳、
ジョン・マルコヴィッチ57歳では、
引退して、悠々自適な生活というには早かろう。
年金生活者が大暴れ、という設定を強調したいのなら、
ヘレン・ミレン65歳でなんとか納得、
モーガン・フリーマン73歳でやっとOKという感じだ。
しかし、こんな面子の中にいるせいなのか、
メアリー・ルイーズ・パーカーがギャル扱いというのが可笑しかった。
つまらなくはないけど、特に面白くもない。
時間が経てば、多くの映画の中に埋もれてしまうであろう作品。
評価 ★★★☆☆
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