「修羅雪姫 怨み恋歌」 [映画]
〔1974年/日本〕
私が、ある人をどれくらい好きか判断する基準の一つに、
「徹子の部屋」にその人が出演した時、
録画してまで見たいか否かというのがある。
で、梶芽衣子様である。
数ヶ月前、「徹子の部屋」に出演された芽衣子様は、
還暦も越えたというのに、
その美しさはお変わりなく、
言葉遣いも大変に綺麗で、
しかも、全く気取った所の無い、本当に素敵な人であった。
あの眼力は今も健在で、憧れてしまう。
この、「修羅雪姫 怨み恋歌」は、「修羅雪姫」の続編である。
けれど、前作「修羅雪姫」のような、
”怨念”が感じられないのが残念だ。
「修羅雪姫」では、芽衣子様自身が復讐の鬼と化して、
その怨みを晴らすわけであるが、
本作はその後日談的な感じで、
彼女には復讐をする対象もいなければ、
その理由もないのである。
もちろん、彼女がバッタバタと人を斬らなければ映画は成り立たず、
伊丹十三演じる思想家の、その人柄に惹かれた芽衣子様が、
伊丹の弟である原田芳雄に助けられながら、
伊丹の為に暴れるというのが、大まかなストーリーである。
しかし芽衣子様は、別に伊丹に惚れているわけではなく、
その部分は伊丹の妻である吉行和子がキッチリ演じてくれている。
吉行が芽衣子様顔負けの復讐をする場面まであって、
そこは中々の見所だ。
なので、サブタイトルの「怨み」も、「恋歌」も、
本作の芽衣子様には無縁のもので、
人寄せ的な感じがするが、
それは、吉行と伊丹と原田の事だと言われれば、
納得できる話ではある。
これは明治40年前後の話として描かれているが、
当時の東京には、三箇所の貧民窟があったと、
具体的な地名までナレーションされていた。
私はそれを架空の話だと思ったのだが、
鑑賞後、念の為調べると、
それは事実だったらしい。
自分の無知と不勉強を、あらためて思い知らされた次第。
評価 ★★★☆☆
「修羅雪姫」と「キック・アス」のHIT Girlはどこか似ている・・・かな?
by k_iga (2011-01-29 16:20)
k_igaさん
実は私も「キック・アス」を観ようと、
先週、劇場に行ったんです。
ところが、チケット完売だと言われてガックシ・・・。
代わりに「しあわせの雨傘」を観た次第(笑)。
k_igaさんは観られたのですよね、いいなぁ。
by 青山実花 (2011-01-29 18:12)
クロエ・グレース・モレッツちゃんって、こまっしゃくれた役が多くて
つい笑っちゃうんですよ。 声も独特。
最初の方でYouTubeやFacebookがストーリーに絡むので
その興味もあって観てきました。
ニコラス・ケイジはこの役も私生活もイカレてますね。
by k_iga (2011-01-29 20:52)
k_igaさん
ニコラス・ケイジも出ているんですか?!
知らなかった。
ますます観たいです。
今年は観たい映画が目白押しで、
一人で忙しがってます(笑)。
by 青山実花 (2011-01-30 07:54)