「KISSing ジェシカ」 [映画]
〔2001年/アメリカ〕
新聞社で働く28歳のジェシカは、
ちょっぴり焦っている。
現在恋人がおらず、
出会う男は変な奴らばかり。
同僚の妊娠や兄の結婚など、
周囲は幸せ者ばかりなのに、なんで私だけが、って。
そんなある日、大好きなリルケの詩集を引用した
恋人募集の新聞記事を見つけるのだが、
その広告主は、なんと、ヘレンという名の女性。
けれど、どうしても広告が気になった彼女は、
ヘレンに連絡し、対面する。
ヘレンは柔軟な思想を持つ、
バイセクシャルの女性で、
ジェシカの事を気に入り、
ジェシカも彼女に惹かれる。
そして、ストレートだったはずのジェシカが、
次第にヘレンを本気で愛するようになるのだった。
私は特に同性愛を否定したりはしないけれど、
ジェシカが、ヘレンと付き合うようになった直後に、
元彼から愛を再告白された場面を観た時、
瞬時に「私なら彼を選ぶわ」と思ってしまった。
これはもう、理屈でなく、感覚の問題なので、
仕方がない。
そもそも、ストレートの人間が、
いくら相手が魅力的だからといって、
ゲイになれるものなのだろうか?
いや、「ブロークバック・マウンテン」のような映画もあるから、
世の中に無い話ではないのかもしれないけれど。
ただ、私には無理(だと思う)。
私自身が、「もし同性との恋愛をしたら」、と想像する時、
必ず頭に浮かぶのは磁石。
N極とN極をくっつけようとしても、
反発して絶対にくっつかない、あの感じ。
私がN極なら、
相手はS極がいいや、って。
評価 ★★★☆☆
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