「キャバレー」 [映画]
〔1972年/アメリカ〕
1930年のドイツ。
キャバレーで歌い踊る事を生業としているライザ・ミネリは、
自由奔放で可愛い女。
彼女は、下宿を探しているイギリス人、マイケル・ヨークと出会い、
恋に落ちる。
ヨークは語学生で、
下宿先で英語を教え始めるが、
生徒であるフリッツ・ペッパーとマリサ・ベレンソンの二人も恋仲となり、
さらには、ミネリに言い寄る貴族ヘルムート・グリームまで現れるなど、
様々な恋愛模様が描かれる映画である。
「キャバレー」とは言っても、
日本のそれとは全く違い、
客たちは純粋にショーを楽しみに来ているのが分かり、
最近の「バーレスク」もそうだが、
一度、ああいった店でショーを見てみたいという気持ちになる。
ジャンルはミュージカルだが、
歌はショーの部分に限られているので、
違和感なく楽しめる。
ライザ・ミネリの、目も鼻も口も、
とにかく作りが大きい、ハッキリした顔、
そして、下まつげまでしっかりくっきりさせた化粧には
好みが分かれそうであるが、
嘘の吐けない可愛い女という役は、
彼女にピッタリである。
ただ、朝まで熟睡しているという場面でも、
完璧なメイクというのには笑えたけど。
評価 ★★★☆☆
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