「外人部隊」 [映画]
〔1933年/フランス〕
ピエール・リシャール・ウィルムは、
贅沢好きな恋人、マリー・ベルの為に金を使い込み、
一族から、
罪を帳消しにする代わりに外国へ行けと、
追放されるような形で国を出る。
ベルもそんな彼を厭い、別れを告げられてしまい、
ウィルムは北アフリカにある外人部隊に入る。
自暴自棄になった彼は、
酒と女に溺れる毎日を過ごしていたが、
そんなある日、ベルそっくりな女に出会い、
たちまち恋に落ちる・・・。
この映画の核となるのは、
酒場のマダムを演じるフランソワーズ・ロゼーによる、
トランプ占いであろう。
ロゼーの占いは大変によく当たる、というより、
主人公の先行きを、
観る者に分かり易く説明してくれるという効果がある。
とても気の利いた演出だ。
マリー・ベルは一人二役だが、
全く性格の違う二人の女を、上手く演じ分けていた。
評価 ★★★☆☆
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