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「モ’・ベター・ブルース 」 [映画]

Mo' Better Blues.jpg
〔1990年/アメリカ〕 


ニューヨーク、ブルックリン。
デンゼル・ワシントンは幼少の頃から、
母親にトランペットの練習を強要され、
遊びにも行けない毎日。


やがて大人になった彼は、
ジャズバンドのリーダーとして、
そして、人気トランペッターとして、
クラブでの演奏を生業にするようになっていた。


彼は、特に罪の意識も無さそうに、
女を二股かけたり、
バンドのメンバーである、
ウェズリー・スナイプスとはソリが合わなかったり、
自分勝手な面を持ち合わせる男でもある。


幼馴染みでマネージャーのスパイク・リーは、
ヘラヘラした、いい加減な男だ。
賭博に精を出し、借金取りに半殺しの目に遭わされ、
そして、遂にはワシントンもそれに巻き込まれてしまう・・・。





観ていて、「なるほど」と思ったのは、
トランペッターにとって、唇は命と同じくらい大切な商売道具だという事。
例えば、野球選手が肩を大切にするのと同じように。


ワシントンは勝手な男だとは思うが、
女が彼にキスをした時、唇に噛み付いて怪我をさせた場面は、
なんだか物凄くイライラさせられたよ。
ふざけていたとは言え、
男の商売道具に傷をつけるなんて、言語道断でしょ。


物語はラスト近くにきて、急に加速する。
ワシントン夫婦の子どもへの接し方はちょっと可笑しい。


借金取りの暴れん坊の一人が、
サミュエル・L・ジャクソンだった。
彼って、大作から小作から、
主役から脇役まで何でもこなす。
好きだなぁ。


余談だが、
ハリウッドの「マダム・タッソー蝋人形館」の入り口に立っているのが、
このジャクソンの人形だった(2010年6月頃です)。
人形館の顔とも言えるような場所に、
人寄せのような形で置かれている彼は、
アメリカでは、日本で考えている以上に、
人気があるのかもしれない。
千の言葉を尽くすより、
人形一つで、人気の度合いが窺われるのが面白いと思ったな。


評価 ★★★☆☆

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