「ソーシャル・ネットワーク」 [映画]
〔2010年/アメリカ〕
この間の、「相棒 劇場版2」に続いて、
なぜかまた、今度は「ソーシャル・ネットワーク」の試写会が当たった。
一体どうしちゃったんだ?と言いながら、顔が笑ってしまう。
すごく得した気分。
現在、世界最大のSNSである「フェイスブック」。
それをわずか19歳で立ち上げた、
当時学生だったマーク・ザッカーバーグの青春物語。
ハーバード大学の学生であるマーク・ザッカーバーグは、
そのエリート意識が災いして、
彼女に振られてしまう。
その腹立ちから、ブログに彼女の悪口を書いたり、
ハッキングして、女の子写真を集め、
ルックスの人気投票をしたりと、
倫理的に問題な行為をしていた所、
そのコンピュータ能力に目を付けた友人から、
今まで無かったような、ネットワークを立ち上げようという話が持ち掛けられる・・・。
ネットに巣食う人間の一人として、
私も数々のサイトを利用し、活用してはいるが、
いつも心のどこかで、
場所を借りてる感をぬぐえずにいる。
なので、
「フェイスブック」に限らず、
様々なサイトを最初に立ち上げた、
あちら側の人々に興味を持ってきたが、
やはり、成功するまでには様々な物語があるものだなと思った。
それほどの思い入れもなく立ち上げた「フェイスブック」というサイトが、
あれよあれよという間に、一人歩きを始め、
雪だるま式に大きくなっていった、
そんな印象を受けたし、
成功物語には、多かれ少なかれ、
そういった部分があるのかな、とも感じた。
(イギリス人が、
「アメリカにもフェイスブックはあるのかね」と言ったセリフが可笑しい)。
それから私には、サイトの成功よりも、
マーク・ザッカーバーグとエドゥアルド・サベリンの友情の行方が、
物凄く気になった。
サベリンは、とても利口だし繊細な人間だ。
恋人に詰め寄られて、パニックになってしまう気弱な部分もある。
ザッカーバーグは、もっとサベリンを大事にしなきゃ、って。
キャメロン・ウィンクルヴォスとタイラー・ウィンクルヴォスの双子が、
アーミー・ハマーの一人二役というのも、後から知って驚き。
全くそんな風には感じられず、本当に双子なのだと思っていたから。
全体的に畳み掛けるようなセリフが凄く、
ボンヤリとはしていられない感じだが、
ハーバード大学の学生たちの雰囲気が楽しめたのも良かった。
やはり彼らのエリート意識って、
相当に高いものがあるのね。
でもそれが鼻につくわけではない。
努力してるんだから、当然だしね。
評価 ★★★☆☆
⧘
仕事柄、コンピューター関係の作品は観たいです。
by k_iga (2011-01-16 00:20)
コンピュータのお仕事をしている方なら、
より興味を持って観られるのではないでしょうか。
私とは別の視点で捉えられた感想を、
ぜひお聞きしたいです。
by 青山実花 (2011-01-16 17:46)
おじゃまします。TBどうもです。
冒頭からの早口台詞で、この調子じゃ観ているこちらが最後まで持つかなと神経がきりきりしましたが、結構楽しめました。でも何でエリートたちはそんなに傷つけ合わないと気が済まないのかなと?感覚でした。それが青春かもねです。
また時々おじゃまします。
by cochi (2011-01-16 20:37)
cochiさん
こちらこそTB&コメントありがとうございます。
仕事帰りの鑑賞だった私は、
眠くならないか心配だったのですが、
あの台詞の凄さに、そんな心配は杞憂に終わりました。
とにかく自分の言いたい事を相手が理解するまで
喋る喋る。
頭のいい人というのは、
自分の理解力が高い分、
他人にもそれを要求するのでしょうね。
無意識なのでしょうが。
by 青山実花 (2011-01-16 22:27)
社交クラブなど、アメリカの大学の様子が分かったのもよかったです。
ハーバード大の学生、エリート意識はあるけれど
紳士でありたいという気骨もあって
好感持てました。
ハッカーおたくも、ハーバード大に行くくらいだと
本当に神の領域にいるような天才ぶりでした。
それでも、人付き合いは慣れていなくて不器用
人の気持ちを察することが苦手な青二才
そんな所が甘酸っぱくて良かったです。
by vic (2011-01-30 01:47)
vicさん
コメントありがとうございます。
本当、ハーバードの雰囲気が良かったです。
私はどうにも、頭のいい男に弱くて(笑)。
vicさんのブログにも書かれていた、
双子のエリートぶりには、
私も本当に心惹かれました。
頭良し、ルックス良し、運動神経抜群、
そしてその紳士然とした佇まい。
パーフェクト!
多分こういう人って、ハーバードに入る以外の選択肢は、
自分の人生にないんじゃないのかな。
憧れます。
by 青山実花 (2011-01-30 08:03)