「ララミーから来た男」 [映画]
〔1955年/アメリカ〕
アパッチに弟を殺されたジェームズ・スチュワートは、
仇を討つため、ララミーからニューメキシコにやって来た。
そこは、大地主ドナルド・クリスプの支配下にある町で、
クリスプ自身は、広大な土地を管理し、商売の帳簿付けをするなど、
それなりに知性と分別のある男であるが、
息子のデイブは、我儘で横暴な持て余し者だ。
デイブは新参者のスチュワートにことごとく嫌がらせをし、
それに耐え、
時に応戦するスチュワート。
殺人事件が起き、
町は不穏な空気に包まれるが、
スチュワートは次第に、
弟殺しの真相に近付いてゆく。
金持ちの父親に、馬鹿な跡取り息子という図式は、
古今東西同じなようですな。
さらにそこに、
息子よりできのいい部下がいて、
父が苦悩するというのもよくある話で。
クリスプは老境にさしかかり、
失明寸前になっており、
でも、それでも、息子のしでかした不始末の確認に、
山へと向かう。
そんな父の心が息子に伝わらなかった事が悲しい。
評価 ★★★☆☆
2010-11-23 12:00
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