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「グッドモーニング・バビロン!」 [映画]

グッドモーニング・バビロン.jpg
〔1987年/イタリア・アメリカ・フランス〕


昨日書いた「イントレランス」の壮大な映画セットを作製した、
イタリア人兄弟の物語。
この映画単独でも話は分かるが、
「イントレランス」と合わせて観ると、
より興味深く、楽しめる。





イタリアで建築業の父の手伝いをしていた、
ヴィンセント・スパーノとヨアキム・デ・アルメイダ兄弟は、
父親の引退を機にアメリカに渡り、一旗あげようと考える。


アメリカに着いた当初は、
腕は一流ながら、中々仕事にありつけず、
苦しい毎日であったが、
彼らが建設を手伝った、万博のイタリア館が
D・W・グリフィス監督の目に留まり、
映画「イントレランス」のセット制作に携わるようになる。


有名な象の石像の試作が、
グリフィス監督に採用されたシーンは、
こちらの方が拍手したいくらい嬉しかったし、
無名の女優たちとの恋愛や合同結婚は、
中々可愛かった。


が、話が佳境に入るまでが長い事と、
意外とセット作りのシーンが少なく、
どちらかというと、兄弟の人生を追うような作りになっているのが、
私には物足りなかった。
セット作りの苦労に重きを置いた方が、もっと面白くなったのでは。


評価 ★★★☆☆

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