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「秘密の花園」 [映画]

秘密の花園.jpg
〔1993年/アメリカ〕


子供の頃、胸を躍らせながら読んだバーネットの「秘密の花園」。
秘密のお部屋に、秘密の庭。
これにワクワクせずして、何にしよう。


しかししかし、
所詮はちっぽけな日本の小学生の脳内で描いた、貧困な想像。
私がイメージしていた「花園」と、
本物のイギリスの庭園とは大きくかけ離れていた事を、
この映像を観て痛感(笑)。


インドに住む少女メアリーは、両親を亡くし、
イギリスの叔父の家に引き取られる。
そこはお城のような大邸宅で、周りは荒涼としたイギリスらしい風景。
 

メアリーは亡くなった叔母の引き出しから、鍵を見つける。
それは、叔母が大好きだった「秘密の花園」の鍵だった。
叔父は、叔母が亡くなった悲しみに耐え切れずに、
花園を封印していたのだ。
メアリーはメイドの弟ディコンと一緒に、
花の種や球根を植え、
やがて春になり、庭園は元のような美しい花園になる。


それから、もう一つの大きなエピソード。
屋敷には、生まれてから一度も歩いた事のない、
従兄弟の少年コリンが、隠れるように暮らしていた。
メアリーは少年を外に連れ出し、歩かせる事に成功。
叔父もその奇跡に歓喜する。


映像の美しさに涙。
そして、メアリーを演じたケイト・メイバリーの、
誰にも媚びない、
少し捻くれたような表情が、内容に合っていて素晴らしい。
子供の頃のときめきを思い出させてくれる、
珠玉の作品。


評価 ★★★★★

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