「キャラメル」

〔2007年/レバノン・フランス〕


ベイルートのエステサロンを舞台に、
そこに集う女たちの人生模様を描いた作品。


不倫で悩む人、
夫と上手くいっていない人、
婚約しているけれど、処女でない事を気に病む人、
女性なのに女性に惹かれる人、
認知症の姉の面倒をみている人。





これを観ると、
遠く離れた、日本とはあまり馴染みのないような国でも、
女の悩みは大差ないんだなぁと思う。
そんな中、女たちが力を合わせて生きていく様子が微笑ましい。


知らなかったのは、レバノンという国が、
そこまで処女性を重要視しているという事。
だって、女性たちは皆、豊満で肉感的で色っぽくて、
そんなもん、もうとっくに体験済みみたいに見えるのに。
やはりそこはアラブの国の一つという事か。


評価　★★★☆☆