「チェイサー」 [映画]
〔2008年/韓国〕
デリヘルを経営する元刑事キム・ユンソクは、
店の女の子が次々と失踪する事に腹を立てていたが、
やがて、同一の客の家に派遣させた後に、彼女たちがいなくなっている事に気付く・・・。
韓国で実際に起こった猟奇殺人事件をベースに作られたというこの映画。
めちゃめちゃ面白い。
あっと言う間の2時間。
が、しかし、韓国警察のトロさ、鈍臭さに、
フラストレーション溜まりっぱなしの2時間でもある。
尾行も満足にできない、目と鼻の先で事件が起きているのに気付けない、
通報しているのに駆け付けないなど、
警察のくせに、何でこんなに無能なんだと苛立つような場面ばかり。
もっと言えば、人の話を聞かない、会話を成り立たせる事さえできない、
そんな奴ばっか。
いや、でも、面白かった。
逆に、このフラストレーションが効いているのかもしれない。
すんなり解決しない所がこの映画の醍醐味なのかも。
猟奇殺人については、
多少の関心があり、それなりに本なども読んできたが、
アメリカの事件が殆どだったので、とても興味深かった。
どこの国にも、異常者はいるものだし、
その異常者を作り出した背景をもっともっと知りたい。
評価 ★★★★☆
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