「乱れる」 [映画]
〔1964年/日本〕
題名ほどには乱れてはいない。
たった半年の結婚生活の後、戦争で夫を失った高峰秀子。
その後十数年、姑、小姑、義弟という、いわば他人の中で、
酒屋を切り盛りし、店を大きくした彼女。
しかし、所詮はよその家。
小姑たちは、彼女に出ていってもらおうと画策。
見合いの話を勧める。
しかし、彼女の頑張りを幼い頃から見てきた義弟・加山雄三は秘めていた愛を告白。
そのせいで、ギクシャクしてしまう二人。
たぶん、当時二枚目の大スターであったであろう加山からの告白、
しかも12~13歳も年下。
羨ましい話である。。
今なら、「一緒になっちゃえ」と言いたいところであるが、
この時代じゃ、そうはいかなかったのかなぁ。
今観ると、高峰秀子がちょっとオバサンっぽくて、
「エロティックな関係」というようには感じられなかったのが残念。
ラストは悲しい。
評価 ★★★☆☆
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