「黒の超特急」 [映画]
〔1964年/日本〕
岡山で不動産業を営む田宮二郎は、
東京の土地開発業者、加東大介から、
工場の建設計画があるので、地元の土地を買収し、
利益を得ようと持ち掛けられる。
破格の手数料を手にした田宮だが、
実は、その土地は新幹線の通過予定地で、転売されていた事を知る。
加東に騙されたと気付いた田宮は、東京に出向き加東の身辺を調査。
そこで見えてきたカラクリ、
そして殺人事件にまで発展する事件の根の深さ。
加東大介の、丸顔で人の良さそうな様子が、
かえって狡猾に見えて、
クールな田宮二郎との対比が見所。
公団専務理事、船越英二に近づき、
愛人になる秘書、藤由紀子の美しく、ドライな感じも良い。
全ての人間が金だけで動くのは、いつの時代も同じか。
評価 ★★★★☆
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